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第20話

君となら…Christmas night
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2020/12/27 11:00 更新
『君となら…Christmas night♡』



☆★☆vo.0☆★☆



流星とケンカした。
アホみたいな事で…



俺、ホンマ…
アホやな…









もう、嫌われたやろなぁ…














☆★☆vo.1☆★☆


望:シゲ?里依紗?
重・里:ん?
望:俺、明日 行かないから…
重:はぁ?〇〇とケンカしたん?
望:ぃや……あの〜流星…
里:えッ!チョイ!〇〇はどうすんのよ!
望:流星おれば、ええやろ。
里:本気で言ってんの?
望:お、おん…
重:アホ!アホ!アホーーーッ!!!
里:シゲ!うっさい!!!望も!バレバレのウソつくな!!!ドッアホーーーッ!!!




里依紗…つえーな…



考えてみぃや?
俺の〇〇やったのに…
まぁ 正式には ちゃうけど…
でも、流星が現れて、〇〇の気持ちは分散されてしもうたんやで!

流星を好きになるのは、スッゲー分かる。
メッチャええヤツやし、俺なんかより、〇〇を守れると思うわ。





けど…
好きやねんもん…
傍に居りたいねんもん…〇〇の…





里:お前の好きにはさせないよッ!!!
望:は、はい…



や、普通、車椅子の人の胸ぐら掴むか?
マジ、つえーな…
シゲ、ひいてるやん…







☆★☆vo.2☆★☆



本当だったら〇〇の家で、5人でパーティーしてるハズだったんだけど…



里:〇〇に謝りなさい!



そう言われて…
てか、圧がスゴすぎて…

もう、陽も沈んで暗くなってきた。
なのに、俺は連れ出されて公園に来た。


重:お〜い!どこや〜〜?


公園には人気が無くて…
静けさの中で チラホラと降り始めた雪が、そっと地面に消えていく…

それを見ていたら、このまま…
〇〇に会えなくなる…
そんな気がして、何かが胸を締め付けた。




会いたい…




心の底から感じた想い。




流星がいるから、〇〇への気持ちに素直になれる。
臆病な俺から抜け出せた。

〇〇に、謝らなきゃ!!!




シゲに押されながら、夜の公園をゆっくり進む。


ベンチには居ない…

ブランコにも居ない…


遊具の横を通り過ぎようとした時…





望:はっ!何しとんッ!!!
〇:えッ?!
流:よっ!




すべり台の一番下で、〇〇と流星が くっ付いていた。








☆★☆vo.3☆★☆



望:よっじゃねぇよ!離れろよっ!離れろぉ〜!



車椅子の上でジタバタしてると、



〇:来てくれた(笑)



俺の目の前に立つ〇〇の顔を見上げると…

スローモーションの様に、ゆっくり舞い降りる雪が、
俺をいつも和ませてくれる 〇〇の柔らかさを感じさせた。



その指に触れたくて…少し前進させた。



手を握るだけのつもりだったけど…



衝動的にその手を引き寄せて、〇〇を抱きしめていた。




望:ゴメン…〇〇…




流星は、ハッ!と一瞬 表情を変えたが、
俺みたいにジタバタしなかった。

そういうトコ、かっこエエねん…
しゃくやけど…


てか、〇〇 メッチャ冷えてる…
俺、どんだけ待たせちゃったんだよ!
情けね…



〇:望?奇跡が2度も起きたんだよ…



俺の肩に顔を埋めながら言う…
もぉ、愛おしくて離したくなくなっちゃうやん!





でもな…そろそろやな…








☆★☆vo.4☆★☆



流:いつまで しとんねん。



ほらな…


〇〇は俺から離れると「行こ!」と笑った。
それから、〇〇の家でパーティーをした。
5人で。



流:望が来んかったら、〇〇とふたりやったのに。
望:残念やったな!
〇:…イェーイ!1位〜〜!!!
流:望が邪魔するから!〇〇にも負けたやん!
望:しゃーないやろ!ゲームなんやから!ちっこいなぁ!



流星のこういうトコ、カッコ悪いねん!



〇:2位と3位でも商品ね!はい!
里:あ!私も、はいシゲ!



同じ箱のプレゼント。
ピンクとブルーとレッドのリボン。



重:わっ!万年筆やん!
流:おぉーーッ!カッコええ!
望:こんなん大人やん!
里:大学生の間で、流行ってるんだって!
重:だ、大学生…ね…
〇:そろそろさ、本気で頑張っていかないと。皆んなで行きたいから。




〇〇のマジな顔。



俺達の事を考えてくれてるのに、ケンカなんてして、辛い思いさせたなんて。






☆★☆vo.5☆★☆



帰り、〇〇とふたりになった。


望:流星が見付けてくれなかったら、今夜 〇〇に会えなかったな。
〇:うん。そうだね。
望:辛い思いさせて…ゴメンな。
〇:大丈夫。来てくれただけで…嬉しいから。
望:ホンマに、そう思ってる?
〇:うん…どうして?
望:流星とふたりが良かったんやないか?
〇:…プレゼント…欲しいな…いま//
望:え?今?
〇:うん…いま//




そう言うと、真っ直ぐ見つめて離れない。

照れて、だんだん赤く染まっていくのが、メッチャ可愛いくて…




俺は堪らず、唇を重ねた。




そっと離れると、照れ笑いの〇〇を見て、
俺も笑った。




〇〇の全てが好きや…




そのキラキラの笑顔を、ずっと見ていよう。
俺はこの時、誓ったんだ。







サンタさん…

奇跡をもらったのは俺やった。
ありがとう!




☆fin.☆

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