そう言ってまろはりうらを抱きしめた
少し震えている気がする
そして少し話をしてからないくんの元へ行った
その時ないくんはりうらの言葉を遮るようにりうらの口を抑えた
絡まった糸を一本ずつ解くように少しずつ話した
話しているうちに視界が滲んでいった
そして温かいものが頬を伝って流れた
ないくんはりうらの頭を撫でて涙を拭ってくれた
ないくんは優しいなぁここは温かいし本当に良いところだな…
ないくんは頭を撫でていた手を退けて微笑んでそう言ってくれた
りうらは城を出て仕立て屋の元に向かった
手招きをして店の奥に入った
そこには布団が敷いてあり隣にりうらの服があった
言われた通り着物を脱いでりうらの服に着替えた
この着物には色々な思い出が詰まってるなと思ってじっと見つめていた
りうらは横になり言われた通り何度も帰りたいと祈った
仕立て屋の声がどんどん遠のいていった
そして完全に眠ってしまった
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。