第2話

お兄ちゃんのいない世界
850
2024/07/15 03:15
あなた
ん……
あなた
あなた
え?
          起きると
 そこにはなぜか既視感のある天井が広がっていた
   私は咄嗟に体を持ち上げ、お腹を触る
そこには撃たれた後の穴もなく、血も出ていなかった
    流石に予想していた事とは全く違く、
        頭が混乱しかける
      私は一旦、部屋を見渡す
       この部屋はどうやら
   私の知っている部屋ではないらしく
     見覚えがないはずなのに何故か
  設計やどこに何があるかがはっきりわかった
私は頭をフル回転させ、今の状況整理と記憶をあさる
       すると、スマホが震えた
  私はスマホをひらき、誰からのメールか見る
          そこには










  “梅宮“と書かれた人からのメールが来ていた

あなた
梅宮……?
      私はメールの内容を見る


梅宮『今日から風鈴生だな!』
梅宮『頑張れよ!』
        と書かれていた
   私は梅宮という人物と風鈴という単語を
       記憶の中からあさる
    すると、案外すぐに梅宮という人物と
  風鈴という言葉が何を指しているかがわかった

  風鈴とは風鈴高校、私が今から通う学校のこと
  梅宮という人物はその風鈴高校のてっぺん、
     いわゆる首都的な立場の人だ
      そして、私は考えを整理し、
   やっと私が今どういう環境下かわかった


     どうやら私は“転生“したらしい
   それも、私の世界とは大きく違う世界
      まあ、それはどうでもいい
  1番の問題はお兄ちゃんがいないということだ
    私はお兄ちゃんにしか興味がない
お兄ちゃん意外に私の考えを上回る者なんていないし
  何より私の事ですぐに表情をコロコロと変える
        ところがかわいい
      でも、そうか、いないのか


あなた
それなら自殺するまで
   またあの行きにくい世界に戻らないとね




 まあこんなとこでぐずぐずするわけにもいかない
     私は体を起こし、身支度をして、
     一旦風鈴高校に向かうことにした
なんか、この子の性格すごい書きにくい
次辺りに桜、蘇芳、楡井とか出てくると思う

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