大量に通知が来てから3週間
通知音を切ってからずっとこの部屋には静寂が続いていた
住所もバレておるためか、変な手紙が大量に届くこともあった。
両親は自分をとっても叱った、叱ったのだ
ただ見捨てないでくれた、まだ直せると言ってくれた
子どもに甘い気がしたが一番の救いになってくれた…
と言っても…
私…原野 エリカは何か言われるのが嫌で
外に出ることができなかった
ずっと家にこもりきり、言わずもがな不登校だ
高校生なので退学もあり得る、なんせ炎上したのだから
布団の中からカーテンを少し空けて外を見る
昨日は大雨だったからか雫が反射してとても明るくて
とても目が痛い
すると階段を上がってくる音が聞こえた
たいていは母親が今日も学校行かないのね
と聞いてくる感じだ
子を思っての行動なのだろう…ちょっと嬉しかった
ドアが開かれる
やれやれといったポーズをとる
この両親は自分に甘すぎる…が
自分を正そうと…直そうとしてくれる
とっても…とっても、大好きな人達だ
バックには通知が鳴らないスマホと
ハンカチとティッシュとそれとメイクポーチ
久しぶりに外に出るから自分でも張り切っているのだとわかる。だとしてもここまでする必要はなかったかも…
ドアを開けた
久しぶりの外は雨の匂いと明るすぎる日光に照らされ
意気揚々と外へ出た、住所に書かれている場所を目指す
歩きで行けるだろう、意外と近いのだ
人はあまりいなかった
朝早いのもあるが今日は普通の休日だ…
で、目の前には結構暗い路地裏ってわけ
そうして一応抵抗はしたものの背中を押されて
しぶしぶ路地裏へはいる
奥につき曲がると地下へのトビラが…
え、大丈夫かしらこれ…
入ると結構きれいな場所に着く
目の前の赤い手の人についていく、何もわからないから
バックの中から《魔法少女育成計画本部》と
書かれた封筒を取り出し、目の前の人間に渡す
そう言って案内されたのはふかふかな椅子の上
元気な女の子は私が案内された椅子の真隣に座った
赤い手の人がいた方向をみたがもういなかった
視線を戻すとここに座ってと言わんばかりに
椅子のクッションを叩いている(めっちゃ目キラキラ)
その圧に負けて椅子に座った
そうやら招待状と言っても送り方が違うらしい
…最近スマホを一切触っていないことに気づいていたのだろうか、相手はスマホからだと言っている
するとひょっこりとジョーちゃんと呼ばれる人が
何かを聞いてきた
静かに紅茶を用意していた
なんとそこにはミ◯ドのドーナツもあった
と目の前の椅子に腰をかける
首をかしげ、ニコッと笑ってみせた




















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。