💫💜🩵です!リクエストください😭
めておらの初、武道館ライブ。
会場のボルテージは最高潮に達していた。
センターでスポットライトを浴びるらぴすは、まさにアイドルの化身だった。
水色の髪を振り乱し、滴る汗さえも自分の名前であるラピスラズリの宝石のように輝かせている。
「みんな、大好きだよー!」
らぴすが客席の端から端まで、これでもかというほど投げキッスや肩出しを連発する。
そのたびに地鳴りのような歓声が上がり、ファンの熱狂がらぴすを包み込んでいた。
その数メートル後ろ..
心音は、完璧なパフォーマンスを見せながら、視線だけは執拗にらぴすの背中を追っていた。
カメラが向けられれば、王子様のような爽やかな笑顔を作る。けれど、その胸の内は、煮え繰り返るようなヤキモチで真っ黒だった。
(……あんな顔、俺以外に見せなくていいのに)
ファンに向けられる愛おしそうな眼差し、無自覚に振りまかれる色気。自分だけが、他のメンバーの誰よりも知っているはずの「らぴす」が、数万人の視線に晒され、愛されている。
プロとして喜ぶべきことだと分かっていても、独占欲がそれを許さなかった。
ライブが終わり、送迎の車内。
他のメンバーが疲れ果てて眠りにつく中、最後列に座った二人の間には、重苦しい沈黙が流れていた。
らぴすは、隣に座る心音の異変に気づいていた。いつもなら「お疲れ様」と頭を撫でてくれるはずの彼が、今は一言も発さず、窓の外を眺めている。
「……ねえ、心音? 今日のライブ、楽しかったね」
勇気を出して服の袖を引くと、心音がゆっくりとこちらを振り向いた。暗い車内、街灯の光が差し込む一瞬、心音の瞳が冷たく光る。
「……そうだね。らぴすは、あんなにたくさんの人にキスを出来て、肩を見せて満足だった?」
「え……?」
らぴすはやっと心音が怒っている理由を分かった気がした。
心音の手が、らぴすの膝の上に乗せられた。指先がじわりと、逃げられないような強さで食い込む。
「ホテルに着いたら、覚悟しといて。……ファンの前でやった分、全部俺に返してもらうから」
ホテルの部屋に入り、ドアが閉まった瞬間に、らぴすは壁に押し付けられた。
カチリ、と鍵の閉まる音が、終わりの合図に聞こえた。
「し、心音、痛いよ……っ」
「痛いのは、お前のせい。……俺だけのらぴなのに、あんなに安売りして」
心音の低い声が鼓膜を震わせる。いつもは優しい心音の手が、今日はずっと強引で、らぴすのシャツのボタンを容赦なく弾き飛ばしていく。
「や、やだ、まだ心の準備が……」
「準備なんていらない。……今夜は、お前の頭の中からファンもステージも全部消して、俺のことしか考えられなくしてあげる」
心音の唇が、らぴすの首筋に深い印を刻みつける。
独占欲で理性を失った心音の熱い視線に射抜かれ、らぴすは抗うこともできず、ただ熱い吐息を漏らすことしかできなかった。
「心音..やっと独占欲だした..」
それはほんとにボソッとした声だった。
理性を失った心音には届かない、らぴすは少し笑顔を浮かべていた。
短くてすいません!実は共依存だった系です!
文を並べる系か、吹き出し系どっちの小説が好きとかあります?よかったら教えてください!












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。