『ねえ、ニーゴの新曲聴いた人いる?』
『ニーゴ?何それ』
『音楽サークルだよ。聞いたことない?曲からMVまで全部自分達で作ってるんだけど……。なんていうか……ほんとすごいから、1回聴いてみてよ』
『そんなに?じゃあ、暇だし聴いてみようかな』
『……何これ。ヤバくない?』
『でしょ?刺さるっていうか、えぐられる、みたいな』
『うん。なんかちょっと、怖いくらい』
『これ作ってる……ニーゴ、だっけ。どんな人達なの?』
『それが、よくわかんないんだ。4人で作ってるっぽいんだけど……。でも、そういう正体不明なところもいいんだよね』
『へー、じゃあ聴いてみようかな。それにしても、ニーゴって変な名前だね』
『あ、ニーゴっていうのはみんながそう呼んでいるだけだよ。本当のサークル名はーー』
inドットの部屋
……違う
……これじゃ伝わらない
ここはもっと鋭い音じゃないと……
あ……。電話、鳴ってたんだ
もしもし……おう、ドット。どうしたんだよ、ばあちゃん
ううん、大丈夫だ。1人で暮らせてる。お見舞いにもちゃんと行ってるし
……うん、じゃあ
……………。
もうこんな時間か
なんか食べよ……この辺に冷凍オムライス、積んでたっけ……
……あった。あ、家にある食べ物、これで最後じゃん……。次の早く買わないと……
待ってる間に、新曲のチェックするか
……そういや、昨日あの人の新曲投稿されてたよな。聴いてみるか
……へえ、ミクが歌ってんだ。ここで3/4になって……
この展開、おもしれぇな……
……そろそろオムライスできたか?
あと一息……今日中に終わらせてやる
ピコン
……ナイトコードの通知?
『皆、遅れてしまって申し訳ない。結構待たせてしまったな』
……冠、帰ってきたのか
だいじょう……あ。マイクのミュート解除すんの忘れてた
『……大丈夫だ。いつも通り、それぞれ作業してたから』
『あ、冠。帰ってきたんだ、学校お疲れ様』
『DもMashumuもお疲れ様。すまない、部活が長引いてしまって。なるべく早く帰ろうとは思ってたんだが……』
『全然大丈夫だよ。昨日遅れるって連絡くれたし』
『ああ』
『Dもミュート切ったんだ。作業進んだ?』
『一応、最後まで。けど後で聴き返さないと』
『うぅん……眠い……あ、冠戻ったんだ』
『ああ、ただいま。今って皆、どこまで進んでるんだ?』
『ドルフィンは、サムネイル用のイラストを描いてる』
『完成まではもう少しかかりそうだけど……』
『MashumuはMV初稿の書き出し中』
『今回もかっこよくできてるよ』
『俺はさっき言った通り、新曲のラフが終わったとこ。冠も聴いてくれるか?意見が欲しい』
『分かった。ではこの後聴く』
『あ、D。ちょうど今MVの書き出しが終わったから、ファイル投げとくね』
『おう、見ておく』
『ナイトコードって、こういう時に楽ちんでいいよね。これ系のチャットツールって、ファイル上げにくいのが多いし』
『まあね……って、外まぶしくない?もう夕方なのに明るすぎるよ』
『単純に、寝すぎなせいじゃない?ドルフィン、昨日解散してからずっと寝てるんでしょ』
『そんなに寝てないよ。あのあと描き始めたら止まらなくなっちゃって。だから、寝たのは朝の9時くらいかな』
『ドルフィン、相変わらず昼夜が逆転してしまっているな』
『そっちの方が僕にはあってるんだよね。描くの、夜の方が集中できるし』
『分からなくは無いけど、徹夜はちょっと……。肌がボロボロになっちゃいそうですな』
『それより、ドルフィン学校行く時間じゃない?定時制は遅刻OKなの?』
『あっ、まずい!じゃあ、学校から戻ってきたらまたナイトコード入るね!』
『ああ、分かった』
『僕も作業戻るね。いいエフェクト見つけたから、試してみたいんだ』
『俺は、次投稿する曲のミックスをして……あと、今日Dが作ったラフを聴いて、アレンジ考えてみるな』
『分かった。俺も作業戻る。MVの初稿は作業が一段落してから、その時』
『じゃあまたいつも通りか?』
『ああ。また……』
「25時、魔法の夜にて。」
こっちの方が先にできたから投稿するね
キャラ紹介はいつか……ね
あとなんですけど
僕もうすぐ中間テストがあるんで
投稿が6月4日から21日までできなくなります
じゃあ、グッバイ
(因みに僕は風邪をひいていました)
今日文化祭だやったああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁ
うるさい
いいねして作者を応援しましょう!
この小説を読んだ方は、こちらの小説も読んでいます
- ミステリー
マドル家のお一人少女
「この出来損ないが!!!!!」 『ご、ごめんなさいお父様』 「お、おい。それ…また打たれたのか」 『私が出来ないから打たれるの、私か悪いんだよ。大丈夫』 「こちらに来なさい。頬を冷やさなければ悪化する」 『オーターお兄様。これは私が出来ないのが悪いだけで…』 「それ以前に、お前は私の妹だろう」 『はい、オーターお兄様』
favorite 15,011grade 2,982update 2024/06/18 - ノンジャンル
死んだら魔法界にいたとか笑えない【MASHLE】
私はブラック企業に務めていた いわゆる社畜だった。 ある日。残業続きで何も考えずに歩いていると 車にひかれ25歳という若さで亡くなった でも。目が覚めたら 魔法界に転生していました いや笑えねぇ……………
favorite 26,683grade 4,738update 2024/06/19 - 青春・学園
魔法制限しただけなのに(リクエスト方針)
魔法不全者のマッシュだが、実は魔法を制限しただけだった
favorite 49grade 37update 1日前 - ファンタジー
ただの一線魔導師、守護霊が初代神覚者な件
私はただの一線魔導師 …… なのだが 一つだけ他人とは違うところがある それは __ " 霊が見えること " 「 貴方 … いつになったら成仏するんですか ? 」 『 うーん …… 分からん ! それより知ってるか ? 犬って人間より猫舌らしいぞ 』 「 聞いたことありますし ,本当に いつか ,お祓いしてもらいますよ 」 これは生まれつき霊が見える少女が 守護霊の初代神覚者と共に 色んなことに巻き込まれていく話 __ ※ 一応あんま無さそうな内容にしたつもりですが お前これパクリだろというものが ありましたらご指摘ください。速攻消します 新作ランキング 一位 🎉🎉 4月9 ⭐1000⭐ 突破!! 5月4 ⭐2000⭐ 突破!!
favorite 5,300grade 2,183update 6日前 - ファンタジー
魔法が全ての世界で超能力者な件について。
ここは魔法界 みなが当たり前のように魔法を使い 当たり前のように魔法が日常にある世界 魔法は神から与えられたものとされ 魔法の巧拙によって身分が決まるそんな世界 そこに1人の魔力がない少女がいた。 「え、?超能力者…?そんなの」 「人生イージーモードやん。」 マッシュルの小説を出したかったんだ… マッシュル見たことない人でも楽しめるようにしてあるはずだからそこの君もとりまPrologみよう♡ ✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄ 5/11 👀1000&☆20 ありがとう!! 5/22 👀2000ありがとう!! 6/1 👀3000&☆40ありがとう!! 6/14 👀5000&☆50ありがとう!!
favorite 136grade 57update 2日前
コンテスト受賞作品
もっと見るショートドラマ&アニメーション原案募集コンテスト
公式TikTokの注目動画
もっと見るチャレンジ小説
もっと見る- 青春・学園
余命3ヶ月しか生きられない私を、キミはまだ知らない
窓際の斜め後ろに座るキミ。 アナタはいつも、何を考えてるの? 笑顔が消えたあの日から アナタの目には今何が映っているのでしょう。 これは、余命3ヶ月の私と、何も知らないキミとの3ヶ月間の物語。
- 恋愛
世界の終わりとシンデレラ
小さな頃、シンデレラに憧れていた主人公・恵奈。 だけど両親は現実的な政治家。 「もう5歳なんだから…いい加減、現実を見なさい。 職業は、会社員でいいの。 無難な人生を送った方がいいのよ。 もうちょっと現実を見なさい。」 そんな事を立て続けに言われ、恵奈は何も無い、いじめられるばかりの退屈な人生を送ることになった。 そんなある日の放課後、中学生3年生になった恵奈は、いつものようにカバンに教科書を詰め込み帰ろうとしたが、廊下で滑り転んでしまった。 その時に助けてもらった男の子に恋をしてしまう恵奈。 だがその日のニュースで明日、地球が無くなるということが報道されて_________ 超短編青春ラブストーリー!ぜひ見てくれると嬉しいです✨ 表紙⤑かんたん表紙メーカー様
- ファンタジー
幻怪のユートピア
世界一怪異が出ると言われる町、白砂町。 そこに引っ越してきた青年、甲斐晴人は、なにかに見られているような感覚に日夜悩まされていた。 個性的なクラスメイト達の中の一人の男子に薦められ、お祓いのために町外れの神社に行くと、そこには沢山の怪異に囲まれる、クラスメイトの女装少年がいて── 「僕は万城瑞月。万城神社ただ一人の巫子にして、怪異と人間の仲介屋だよ」 妖怪、幽霊などの怪異たちと人間の共存を夢見る瑞月に巻き込まれ、助手役になるはめに!? 妖しく恐ろしく愉快な怪異を巡る、悲喜こもごもの現代和風ファンタジー開幕。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!