ゲームを片付け、帰ると立ち上がるとチュアが外まで見送ると言ってくれた
少しずつ沈んでいる夕焼けを見ながら私たちは少しだけ哀愁に浸る
相変わらず不気味な道を通る
Winstonのたまり場付近はまだ治安が良いものの、少し離れるだけで結構違ってくる
でもこっちの道通ったほうが早く駅に着けるから楽なのよね
少し歩いていると、見たことあるような顔の人が信号の先に居た
目が悪い私は普段コンタクトだけど、あいにくそれは外れちゃったし眼鏡は忘れてきちゃったせいで誰か完全には分からない
しょうがないけど無視するしかなさそうな雰囲気
まあ仲いい人だったら今度弁明すればいいしね
そうして私はその人の前を通り過ぎようとした
けれども腕を掴まれたせいでその作戦は見事に失敗した
恐る恐る顔を上げる
やっぱりなんとなく察しては居たけど、ファンヒョンジンの顔が目の前にあった
正直言って、今の私の気持ちは最悪
つまり、全女子のバッグを把握してるってこと、、
やっぱ女たらしって噂ほんとなんだな、、、
やっぱ読めない
彼の考えていることは表情にも何にも出ない
だからこそ苦手なんだよね
私も彼に色々探られないためにもいつもの学校での私ようにいい子になろう
何言ってるんだこいつと思いながらも、営業スマイルを続ける私
そろそろ笑顔がつかれてきたから話を終わらせてほしいんだけどなあ
は?
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。