第32話

30話 『結果2』
439
2025/09/30 12:15 更新















アスモデウス・アムリリス
『仕事』と『愛』、
貴方にとって大事なのは?
















ムルムル・ツムル
………













仕事。


俺にとってそれは、バビルスでの教職だ。


授業はもちろん、生徒への指導、行事の運営に、成績管理、保護者対応…。そしてその仕事をする上で必要不可欠な上司同僚後輩とのコミュニケーション。






一方で愛とは。






ムルムル・ツムル
愛…?
アスモデウス・アムリリス
そう、どちらが大事かしら?
…そうね、もしどちらか一つを選択しなきゃいけない状況になったら、どうする?
ムルムル・ツムル
(そりゃあ…愛といえば、家族とか恋人だろうけど…仕事しないとそのヒトたちを幸せにできないだろうし…)
ムルムル・ツムル
(でも愛があるから…)
















 ・ ・ ・ ・ ・
















ムルムル・ツムル
『愛』です
アスモデウス・アムリリス
どうして?
ムルムル・ツムル
俺は…
ムルムル・ツムル
『愛』は…言葉にするのは簡単ですけど、相手を思いやる深い感情だと思います。
ムルムル・ツムル
誰かに、家族や恋人じゃなくても、他人でも、『愛』があればそれだけで、生きる原動力になる凄いもの…
アスモデウス・アムリリス
仕事は?いいの?
ムルムル・ツムル
仕事は、人生の中の選択肢の一つにすぎません。時と場合によっては、愛よりも優先する事があるかもしれませんけど、基本的には愛には敵いません。
ムルムル・ツムル
それに、誰かのために働くのも『愛』のひとつです。
アスモデウス・アムリリス
なるほど…



そうしてアムリリス様は顎に人差し指を差しながら俺に背を向ける。



ムルムル・ツムル
(俺…間違った事言ったかな…?
これで昇級できなかったらどうしよ…)
アスモデウス・アムリリス
(くるっ)
アスモデウス・アムリリス
合格よ♡
ムルムル・ツムル
……えっ?
アスモデウス・アムリリス
だから、合格よ
早く愛する人の元へ戻りなさい




























数日後、俺の元に『ザイン』のバッジが届いた。
これは前に俺が所持していた物でなく新品だ。


ムルムル・ツムル
……。
(え…コレ…付けてもいいんだよね…?)
ムルムル・ツムル
(いや、付ける前に…報告か…)




サリバン理事長、統括に報告しよう。
他の教師たちには報告しなくてもいいだろう。
きっとすぐバレるだろうし、自分から話すほどの内容ではない。あなたには連絡を入れて……。












アスモデウス・アムリリス
『仕事』と『愛』、
貴方にとって大事なのは?












ムルムル・ツムル
……。



『愛』と答えたからには……
やっぱり……





ムルムル・ツムル
あーあ、
ムルムル・ツムル
(俺って教師失格だな)



















プリ小説オーディオドラマ