第7話

7
947
2026/01/09 09:51 更新



(なまえ)
あなた
 そろそろ電話かかってくるよ 




  ちょっと脅かすように言った瞬間
  本当に電話が鳴った




(なまえ)
あなた
 ほら 





  電話をとって「もしもし」と出ると
  案の定、ジェイクのお父さんだった







.
 あなたちゃん
 家にジェイクきてないか? 
(なまえ)
あなた
 あー… 





  ジェイクの方を見ると
  彼は全力でばつ印を作っている

  私は笑いを堪えるのに必死だった





(なまえ)
あなた
 いえ、きてませんけど 
.
 そうか、ジェイクが来たら伝えておいてくれ 
 許されるのは今回までだと




  声のトーンが一段低くなった
  がんばれジェイク





  電話を切ってリビングに戻ると
  ジェイクはクッションに顔を埋めていた






(なまえ)
あなた
 多分しばかれるね、きみ 




  そう言いながら励ましの言葉で
  背中を軽く叩くと、彼は小さな声で

  「もう帰らない…」と呟いた







(なまえ)
あなた
 なんか食べる? 
jk
jk
 食べる 




  食べるんかい
  こんな時でも食欲旺盛なんだ

  いいことだね




  冷蔵庫を覗いてチゲを作ると
  ジェイクは子供みたいに箸を動かしながら

  あっという間に平らげた






  飲み干されたコーヒーを入れ直して
  そのまま彼の前に座った





(なまえ)
あなた
 相手の人、まってるんじゃない? 




  ジェイクはスプーンを動かしながら
  視線だけこちらに向ける





jk
jk
 いや、多分僕じゃない好きな人が 
 いるんだと思うよ
(なまえ)
あなた
 え? 
jk
jk
 やたら電話してたし携帯チラチラ見てたし 
 ずっと時計気にしてたし





  なんかちょっと失礼じゃない?
  とは言わなかった




(なまえ)
あなた
 行くには行ったんだ? 
jk
jk
 うん、だってガタイいい見張り役の人が 
 横にいたもん。あれには勝てない
(なまえ)
あなた
 いや逃げてきたよね? 
jk
jk
 でもここにいるのバレたら
 あなたにも迷惑かかるし、行くね 
(なまえ)
あなた
 …そう 





  靴を履きながらジェイクが振り返る





jk
jk
 匿ってくれてありがと 




  彼は嵐みたいに去っていった





プリ小説オーディオドラマ