すぐに駆け寄り
おでこに手を当ててくるヒロくん
ふわっと香るヒロくんの香りが
私の熱を下げるような気がした
本当はそばに居て欲しい
だけど早く食べて薬を飲みたい
ヒロくんは料理得意だから
20分もしないうちに温かいお粥を運んできてくれた
そう言って部屋を出たヒロくん
外からは掃除機の音が聞こえて
夜勤明けで眠たいはずなのに
私のご飯作って出来なかった家事をやってくれて…
この瞬間好きが増した
付き合って6年。
同棲を初めて3年目に突入したけど
改めて好きすぎる
お粥を下げて薬を持ってきてもらって
至れり尽くせりでなんだか申し訳無いけど
それをヒロくんに伝えたら
"気にしないで"ってきっと言ってくれるから
私は目力で伝えといた笑













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。