20世紀初頭に発見されて以来
人類何人億人もの命を救ってきた
そう二人は元気よく千ちゃんの言葉に食い気味で聞く
大ちゃんと杠のことね……
そう言って千ちゃんはとっても長いロードマップを描き始めた
長い道のりになるのが見てわかる。うへぇ…これを"覚えなきゃ"いけないのか〜
ていうか最初の鉄から難問だな〜
二人はそれを見て興奮していた
一人は混乱しているが
3人が話している中
ロードマップを凝視でみている燐
2人はその様子を見て唖然とする
コハクは目が飛び出るんじゃないかというぐらい
驚いていた
そう言い2人は、笑い合う
コハクは2人の存在に改めて感心していた
そして私達は、クロムとコハクの質問などに一日中答える羽目になった
そして夜
千ちゃんはしおしおになって地面に寝っ転がっていた
そう言いコハクは木を登って質問する
……なるほどね、3700年かけて少しずつ地球全体が傾いたため
北極星の位置が変わったんだ。
だから日本ではあまり見かけない植物や鉱石がクロムの倉庫にあったんだね
口で言うのは簡単だけど、考えると本当に凄いよね……
ふと、疑問ができた
千燐 「「磁石だ」」
ズバシャアッ
次の日、私達は砂鉄を集めていた
〔 砂鉄を手に入れた!! 〕
ザザザザ
私達は川を下る
コハクはぴょんぴょんと飛びながら、千ちゃんと私は服を使って
超簡単パラシュート、クロムは丸太を抱え込んで……ってそれは着水した後に
必要な奴じゃないの……;;
千空『いよいよ科学王国、鉄の時代の幕開けだ……!!』
昨日、クロムが持っていたのは磁石というのが分かり、磁石は砂鉄
を集める事が出来る。私達はそれを使い砂鉄を集める………男子たちを除いて
そしてみんなで改めて砂鉄を集めていると
ドンブラコ〜
ドンブラコ〜
私達が目にしたのは……、
千燐「「スイカ……??」」
そこを見るとスイカ?がゆっくりと近づいてきていた
バシャアッ
そのスイカが浮かんだと思うとそこには小さい女の子がいた。
クロムはスイカが持っていた磁石を取り叱る
あ〜あ〜
それだけ言って千ちゃんはまた砂鉄を取りに行った
あれでも千ちゃんなりの優しさなんだよ?
口には出さないだけなんだよね〜……
私はボォーと立ってるスイカに話しかける
ポンッ
私はスイカと目線が合うようにしゃがみスイカの頭を撫でる
磁石を持ちながら元気に挨拶するスイカが可愛くて
おもわず笑ってしまう。
燐はそう言って立ち上がり千空の所に行ってしまった。
ドンブラコ〜…ドンブラコ〜
なんで桃太郎を知ってるんだろう?
……鬼が死んでしまうんじゃないか?鬼に同情しちゃうよ……
でも、この桃太郎の動物は全部危険な動物ばかりだ…
私も気になる。
どうしてルリさんが桃太郎などの昔話などを知っているのか。
"誰から"聞いたのか……
そんなこんなで私達は川からの砂鉄集めを終了した。
ギラァンッ
村に、千ちゃんが入ろうとしたが
やはり金狼に怒られてしまったようだ
おまけ
クロムside
俺はどうしちまったんだ…
燐を見てると心臓がいつもより動くんだ。
千空とか金狼とか別の奴と話してたら痛くなるしよ…ルリにはこんな感じになんねーんだ。
俺が悩んでいると、悩んでいる張本人が俺の目の前に現れた
そう俺の前で、笑っている燐に
千空よりも俺を選んでくれたという嬉しさと千空と今までずっと一緒にいた
差ってものを思い知らされた。
千空は俺の知らない燐のことを知ってる。
それは仕方ないはず………なのに
燐は目を見開いて悲しそうな顔をしながら
俺に話すか聞いてきた
無意識の内に俺は燐に近づいていたらしい
クッソ格好悪りぃ…
燐はそう言いぽつりぽつりと話してくれた
大樹や杠…司のことを……今までの冒険に何があったのか
そう燐は俺の質問に答えた
でも、その明るい顔は一瞬で暗い顔になった…
燐は俺に微笑んだ
その顔はいつか壊れてしまうのではないかと思った。
けど、今度は俺が守る。燐の笑顔を。
もうこの時には俺の気持ちは決まってんだ。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。