のあ、という女の子の目が、大きく見開かれた。
のあ、という女の子が、わかりやすく顔を歪める。
必死に漏れ出す感情を抑えているのだろう
…が、瞬間。
俺より先に、強い魔力を感じ取ったのか…
たっつんという男が咄嗟に叫んだ。
その途端────
一帯の空気がズンッと重くなる。圧力を肌で感じる。
のあ、という女の子は返答することなく。
慣れた手さばきで極限まで杖を俺の首に近づける。
白い光と、ピリッとした熱を感じる。
杖の先が、首元で。
白く、赤みを帯びて光った。
必死に抵抗する2人が、視界の端に写った。
魔法使いだって、人をむやみに犠牲にしたくない。
……でも、のあ、という女の子は──
俺を鋭く、冷たく、睨みながら。言った。
俺は、反射的に強く目をつぶる。
────────、、、。
だが────
聞こえてきたのは爆発音でも攻撃音でもなかった。
ハッと目を開く。
一瞬、何が起きたのか分からなかった。
誰、なんで、何が起きている?
聞こえたのは、“”声“”だけ。
名前を呼ぶその声は、とても優しかった。
のあ、という女の子は──
今にも泣き出しそうな顔になって。首をフルフルと横に振っていた
気づけば少女は、のあという女の子の前で、足を止めている
一瞬だった。
「るな」
聞いた瞬間に、ハッとした。
この子こそが……のあという女の子が、「守りたかった人」なのかもしれない。
頬をふくらませながら、のあという女の子をみる
るな、という少女。
その手は、俺の首筋に向けられた杖を…しっかりと掴んでいた。
まるで───
魔法は打たせない。
と、硬い決意を示しているようだ。
のあという女の子の頬に一筋。雫が流れ落ちる。
でもその瞳は真っ直ぐに、るなという少女を捉えていた。
るな、という少女は、くるりとこちらを振り返る。
いつの間にか腰を抜かしていた俺は、立てずにその場で少女を見上げた。
バチッと目が合うと、少女は微笑んで
そう、確信持った表情で、、言ってのけた。
💫追記💫
♡50突破、☆22で20突破しました…!!
スポットライトもめちゃめちゃ嬉しいです…泣
ほんとにありがとうございます!!
目指せ☆30……!!笑











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!