〜昨日の振り返り〜
4年生と生物委員会と打ち解けることが成功したあなたの下の名前
学園長先生のめいわ…ヴゥン。素晴らしい思いつきの元、
1年い組の授業にお邪魔することになった。
教室の前に立ち、簡易的な挨拶を済ませるのだが…
いつもより柔らかい雰囲気で自己紹介したのだが、もっと笑顔にするべきだったか…?
そんなことを思いながら、1番後ろの席に座る。
すると、前の席からヒソヒソと話し声が聞こえてきた。
前の席でコソコソと話すい組の生徒。
なんだか居心地の悪さを感じていると…
ぱんっ(手を叩く音)
安藤先生?が前に出て手を鳴らすと、
それに気がついたい組の席とは話すのをやめて姿勢を正した。
背筋を伸ばし、全員が一点を見つめる姿を見て私は感心を覚える。
正しい敬語を使えたり、人に敬意を払えたりと、しっかりしている子が多いイメージだ。
前にそんなことを伊作から聞いたような気もする。
すごいな忍術学園は。
…いや、案外寺子屋はそういうものを教える所なのかもしれない。
行ったことないから私は分からないが。
そんなことに気を取られていると、安藤先生?が口を開く。
黒板に書かれた文字を心の中で繰り返す。
三病という程だから、忍者がかかりやすい病気…とか?
そういうと、安藤先生はバカにするように笑った。
なんとなくショックを受けつつも、授業に集中する。
安藤先生が伝七?を口頭で指名する。
伝七?…誰だ?
先生の目線の先を辿ると、赤髪の忍たまがいた。
こいつ、さっき私を怖がっていたひとりの…
そいつは、ビクリと肩を跳ね上がらせ怯えたように答えた。
語尾を弱々しくして答える伝七からは、緊張、恐怖などの匂いがしてきた。
…ああ、私を気にしているのだろうな。
少しばかり胸に申し訳なさが残る。
満足気な顔をしている安藤先生を、冷ややかな目で見つめる。
周りを見ると、い組の生徒もよく分かっていないようだ。
……誰か反応くらいしてやれよ……。
重い沈黙に耐えれなくなったのか、安藤先生はダジャレの解説を始める。
だが、私の耳には届かない。
眉をひそめ、一人で考え込む。
特に、2つ目。「敵をかろんず」
この言葉が、胸に残った。
室町にくる直前の任務でも、5年生と戦った時も、下弦の伍と戦った時もそうだ。
私はずっと敵を軽く見ていた。
こんな所で気付かされるとは…
案外授業に参加しみて良かったのかもしれない。
私は大きな収穫をこの授業で得た。











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。