※ヨンボムではありません(汗)
※ボムギュとヨンジュンは同い年です
テヒョンは今日もいつも通りだった。
静かで、真面目で、だけどどこか人を惹きつける魅力を持っていて……そして、とんでもなく鈍感だった。
だからボムギュがどれだけ彼に向ける視線が甘くても、ヨンジュンがどれだけ彼にアプローチしても、まるで気づいていなかった。
それがボムギュとヨンジュンのバチバチの火種になるなんて、テヒョン自身は夢にも思っていなかった。
昼休み、いつものようにテヒョナの隣に座る。
そんな他愛もない会話をしていると、ヨンジュンが反対側に座り込んできた。
テヒョナの表情がぱっと明るくなる。
その顔を見た瞬間、胸がちくりと痛んだ。
にっこり笑ってヨンジュンを見やると、あいつはジト目で俺を睨んできた。
ヨンジュンは気づいてる。俺がテヒョナを好きだってことに。
テヒョナが無邪気に言った瞬間、俺とヨンジュンの表情が一瞬固まった。
俺とヨンジュンは無言で目配せし合う。
二人でじっとテヒョナを見つめると、彼は少し困った顔をしながら、
…可愛すぎる。
俺もヨンジュンも、思わず口元を緩めてしまった。
だけど俺は負ける気なんてない。
ーーーーー
そして放課後。三人でカフェに来たものの、ヨンジュンの隣に座るテヒョナが気になって仕方がなかった。
俺がすかさずカップを差し出すと、テヒョナはあっさりと受け取る。
そんな無防備な顔で俺のカップを持つなんて。
ヨンジュンが腕を組んで口を開いた。なんだよいい所なのに
テヒョナの手がピタッと止まる。え、今更気づいたのか。流石鈍感。
二人の視線がバチバチと火花を散らす中、テヒョナはきょとんとした顔で首を傾げた。
そこが問題なんだよな、テヒョナ。
二人で言い合いをしていると、テヒョナがふっと小さく溜め息をついて、カップをそっと置いた。
そう言ってテヒョナは自分のカップを手に取り、一口飲んだ。ちょっと待て、それで終わり!?
俺もヨンジュンも、一瞬言葉を失う。そして、またしても視線を交わす。
俺はカンテヒョンがどれだけ鈍感でも、諦めるつもりはない。むしろ、この恋は負けられない。
隣でヨンジュンが「は?」と驚いた声を出す。
でも、もう待てない。俺はカンテヒョンを、この手に落とす。
絶対に。















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。