『　え、　』
　

　　　普段の彼からは想像出来ない表情に、
　　　私だけでなくデュースやグリムも固まった。



　エー「　なんだよ！！！お前らして！！！
　　　　　オレが照れたら変なの！！！！？？　」
　グリ「　急にうるせぇんだゾ...　」
　デュ「　い、いや別に...そういう訳じゃないが、　」

　　　

　　　チーズハンバーグを切って
　　　勢いよく口に放り込むエース。 

　　　彼の火照りは冷めてきたようだが、
　　　ぎりぎり聞こえないくらいの声量で
　　　なにかブツブツ呟いている。



　エー「　おい、あなた　」
　　　『　ん〜？なに？　』



　エー「　もし俺が...　」

　　　『　....？、　』



　ケイ「　あ〜いつもの4人組じゃん♪　」
　トレ「　お前たちも相変わらず仲良いな、　」
　

　デュ「　先輩方...！ローズハート先輩も！
　　　　　先輩は今から昼食ですか？　」
　リド「　......あ、あぁ、そうだよ　」
　グリ「　リドル元気なさそうに見えるけど
　　　　　どうしたんだ？　」


　　　表情が少ししおらしくなっているリドル先輩。
　　　それを指摘された先輩は言葉を濁した。



　　リド「　え、まあ、それ...は、　」



　　ケイ「　まあまあそれは置いといて！
　　　　　　オレたちもここ座っていい？　」
　　グリ「　勿論なんだゾ！　」

　　　ハーツラビュルの先輩方が増えて
　　　先程よりも賑やかになったテーブル。

　　　
　　　私は隣に座るエースにこっそり耳打ちした。



　　　『　エース...さっき何か言おうとしてたよね？　』　

　エー「　あーまあね、でも大したことないし！　」

　　　『　そう？　』



　　　リドル先輩もエースも...どうしたんだろ。

　　　モヤモヤを心の奥底に留めたまま、
　　　昼食を再開させた。