『　エースって私の彼氏なの？？？　』



　　　唯一の女子生徒である、あなた。

　　　彼女のこの一言が原因で、
　　　ナイトレイブンカレッジは嵐のように
　　　荒れることになった＿＿＿＿＿ 

　　　事の発端は、とある日のお昼ご飯時だった。
 　
　　　あなた、グリム、エース、デュースは
　　　大食堂で青春の1ページを過ごしていた。
　　　
　　　
　　　そんなとき、あなたは食べていたハンバーグの
　　　ソースを唇の端に付けたままにしてしまった。

　　　だが彼女はそんなことに一切気づく様子はない。

　　　隣に座っていたエース・トラッポラはそれを見て
　　　紙ナプキンで優しく丁寧に拭ってあげた。



　　　エースの行動に驚いたのか、5秒ほどぼーっとしてから
　　　あなたは衝撃の一言を放った。



　　　そして冒頭に戻る。

　デュ「　ブッッッ！！！！　」
　グリ「　デュース汚ぇんだゾ！　」

　　　
　　　デュース・スペードの隣に座っていたグリムは
　　　彼を一瞥して不機嫌そうに顔を顰める。

　　　あなたの言葉に驚いて、
　　　咀嚼していたスクランブルエッグを吹き出した
　　　デュースはゴホン、と咳払いをした。


　デュ「　えーっと...あなた？ お前ついに脳外科行きか？　」
　　　『　おい失礼だな　』

　　
　　　ナチュラルに失礼なこと言うな！！
　　　デュースの方をじとりと睨むと、
　　　ふい、と視線を逸らされた。



　　　『　別に、思ったこと言っただけだし！
　　　　　あ、エース、嫌だったらごめん...
　　　　　って、え？　』







　エー「　お、お前何言って...！！　」




　　　先程から黙り込んでいるエースを見ると、
　　　彼は目元のスートと同じ色に頬を染めていた。