今日はバレンタイン。
私がいない間は誰にもらっていたのかは気になるが、
何年振りだろうか?お菓子作りを始める。
甘党たちにはガトーショコラ、
甘いもの嫌いやチョコ嫌いの人には甘さ控えめのアイシングクッキー、
余ったチョコでホールのガトーショコラひとつを味見してみたが、結構美味しかったしクッキーも30枚ほど味見をしたが特に何もなかったので安心だろう。
そう思い私は各メンバーの部屋を回った。
いったいドアの向こうで何が起こっているのだろうか。
好奇心もあるが知ってしまったら最後命がない気がした私は何も知らないかのような口調でこう言った。
ドアを開けると若干頬を赤らめたトン氏の姿があった。
バレンタインのお菓子だけでここまでおとなしくなるのか、
うちの幹部モテそうなのに意外だなー、
廊下を歩いて部屋に向かおうとすると外の訓練場から他の幹部たちの声がした。
私は後ろを振り返り訓練場に向かった。
可哀想なおしゃお、、、
いる!!とみんな声を揃えて言ったので、その場にいた人たちにはそれぞれお菓子を配った。
、、、非モテなんて言った私が間違っていた。
あのクールなショッピくんが無邪気な笑顔
そしてチーノくんは日頃から笑顔だけどこの笑顔、、、
やはりうちの幹部で1番モテるのでは?
わからない人のために説明をするとホールガトーショコラとはこんな感じのものだ。
これを1人で全て味見で平らげたあなたの名前ちゃん
そう言って私は城のテラスに向かった。
ホヤホヤ確定二人組は相変わらずだなぁ。
私はパラソルの下に寝転がりそのまま眠りについた。
後日、1日過ぎたが日常国の人たちにも
バレンタインのお菓子と前のお礼の手紙を添えて送った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!