朝、前日はすごく疲れていたはずなのに晴れやかな気持ちで目が覚めた。
まだ外は薄暗い。
ベットサイドのランプの薄明かりで手紙を読む。
2人からの温かい手紙にしんみりしていると、けたたましい音が鼓膜を揺らした。
昨日よりもやる気を持って修行に勤しめた。
みんなから手紙を貰ったからかな。
離れていても応援してもらっているっていう実感は、人を突き動かすのかもしれない。
そういえば小さい頃破れたワンピースの裾をシャークんに縫ってもらったことがあったっけ。
あのときはシャークんが指に針刺しちゃって大変だったなぁ。
なんだ、最悪だと思っていた講師も意外といい人じゃないか。
むしろ、自分の仕事に誇りを持っていてかっこいい。
6人もそうだな。みんな自分の執事っていう仕事に誇りを持って働いてる。
私の役割は何だろう。女としての技量を身につけて、誰かのお嫁さんになることなのかな。
もっと、パパの役に立てる道はないかなぁ…………。





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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。