第331話

🌷
1,286
2024/01/28 09:29


























彼をまた警戒しながらも過ごす日々




























そんなある日のことだった



























状況が大きく変わり始めたのは…………





























いつものようにグクの側で寝て朝を迎える

























はずだったけれども、今夜は違った





































グクがかつて私の夢の中に入ってきたように






























彼も同じく私の夢に入ってきたのだ



























ジミン
ジミン
やっほㅎ
(なまえ)
あなた
っ、!
ジミン
ジミン
アイツもこうやって夢に入って来たんだって?ㅎ
(なまえ)
あなた
だったら何ですか
ジミン
ジミン
まぁ、そう怒らずにさ話を聞いてよ
(なまえ)
あなた
私をあれだけ傷付けておいて
どうして貴方の話を聞かなきゃいけないんですか?



































思い出すのが嫌になるぐらいトラウマなあの日々





































今でも鮮明に覚えてる、あの時の恐怖を





































全身が血だらけになって痛くて辛くて……






























身体的にも精神的にも傷を負わせた彼の話など聞きたくはない































こっちが自主して罪を償えと叫びたいぐらいだから































これ以上グクに迷惑をかけたくない






























彼のせいで私がまた傷付いてグクを傷付けるのが嫌

























ジミン
ジミン
君をあれだけ傷付けた理由なら
君が1番わかってるんじゃないの?
(なまえ)
あなた
っ、!!
ジミン
ジミン
君が傷付けばアイツが傷つくって





























彼の言う通り、私が傷付けばグクも深く傷つく





























徐々に私を傷付けて、グクも傷付ける
































グクが私をどれほど大事にしているのかわかってるからこそ私を傷付けたんだ






























ジミン
ジミン
まぁあの時は来るとは思わなかったけど
(なまえ)
あなた
っ、!
ジミン
ジミン
でも、ある意味良かったと思ってるよ
あんなズタボロな君を見させてあげたんだからㅎ
(なまえ)
あなた
あれで…グクが来なかったら?
ジミン
ジミン
気が済むまで痛めつけた後
適当にどこか閉じ込めてたよㅎ






































ジミン
ジミン
アイツの大事な女と二度と会わせたくなかったからねㅎ

























next

プリ小説オーディオドラマ