SH side
理科室に向かってる時にクラスの男子がテサニに聞いた。
ミョンジェヒョンは最近転入してきた。
けど登校初日に風邪ひいて1週間休んだっていうよくわかんない奴。
初めて教室に入って席に着いた瞬間後ろに座っていた俺とテサンに親友みたいに話しかけてきた。
本人曰く、なんか運命を感じたそう。
あとこいつは女子を目の前にするとど陰キャになって目も合わせられない。
それはともかく、こいつが言ったことはちゃんとした事実だ。
今日テサニはずっと口元が緩んでいる。
それは聞かれたらまずい。
なんて答えるつもり?
おぉ、なかなかやるな。
おいそれは聞き捨てならない。
あなたが普通な子なわけないでしょ。
と思って隣を向くと、
そう言って超幸せそうな顔でスマホを見ているテサン。
両サイドから画面を覗くと、
あなたがテサンの前を鼻歌歌いながら歩いてる。
パジャマだから付き合う前のあの日か。
声をかけると、振り返ってテサニを上目遣いで睨んでくる。
もちろんこっちからすればそれはただの愛嬌である。
俺らは口を揃えて”えぇ〜”と返し、ただひたすらチャイムの音を待ち続けた。















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。