第7話

Ep.7
130
2022/02/08 11:00
ご飯を食べ終えた後は、昨日みたいにじゃんけんをして今日は私が勝ち、
お風呂にテヒョン君が先に入った
テヒョン
テヒョン
上がったよー!
(なまえ)
あなた
おかえりんご🍎
テヒョン
テヒョン
出たら僕の乾かしてね!
(なまえ)
あなた
りょーかいでーす
(なまえ)
あなた
上がりましたよー
テヒョン
テヒョン
おかえりんご🍎
テヒョン
テヒョン
乾かして!
(なまえ)
あなた
はいよー
テヒョン
テヒョン
今日こそはヌナの髪乾かすから!
(なまえ)
あなた
分かったよ
(なまえ)
あなた
ほら頭
テヒョン
テヒョン
はーい
(なまえ)
あなた
じゃあ次よろしくぅー
テヒョン
テヒョン
はーい
(なまえ)
あなた
ちゃんと乾かしてねー
テヒョン
テヒョン
当たり前じゃん!
(なまえ)
あなた
よかたよかたww
テヒョン
テヒョン
やっぱヌナの髪好きー!
(なまえ)
あなた
そう?
テヒョン
テヒョン
うん!やってみたかったことが叶った!
(なまえ)
あなた
やってみたかったんだw
テヒョン
テヒョン
うん!昔はいつもヌナが乾かしてくれてたから
(なまえ)
あなた
そうだね
人とご飯を作ったり、髪の毛乾かしてもらって楽しい話を聞いたり、
話したりするのってこんなに心地よくて幸せだと思えるんだ
(なまえ)
あなた
あれ?何で涙が出てるの?
止まらないんだけど
テヒョン
テヒョン
え!どうしたの!
僕なんかした!?
(なまえ)
あなた
ううん、テヒョン君のせいじゃ、ないからぁ泣
テヒョン
テヒョン
大丈夫。大丈夫だよ。
そういってテヒョン君は泣いている私をそっと抱きしめてくれた
(なまえ)
あなた
うぇーん泣
私が泣き止むまで抱きしめて頭をなでてくれた。
私はその心地よさと安心感がどこか懐かしく感じた。







私に足りなかったのはテヒョン君の存在だと気づいた。








私は地元から離れる時まで変わらず学校終わりはいつもテヒョン君といた。
中学生や高校生になってからいじめられることはなくなったけれど
やっぱり友達作りは下手くそだった。









テヒョン君はいつも話を聞いてくれた。
愚痴、くだらない話を話を飽きずにちゃんと聞いてくれた。
テヒョン君と居るだけで幸せだった。
それだけで私はきっと支えられていたのかもしれない。






だから上京してから支えてくれてたテヒョン君の存在がなくなって、
今までため込んでた寂しさとか色々な思いが溢れたんだと思う。
(なまえ)
あなた
ごめん、テヒョン君もう泣き止んだ
テヒョン
テヒョン
そっか良かった
(なまえ)
あなた
うんありがとう
テヒョン
テヒョン
で、どうしたの?
(なまえ)
あなた
うーんなんだろ、いろんな思いがこみ上げたのかな
テヒョン
テヒョン
そっか、悩みあるなら相談してね
(なまえ)
あなた
うん、ありがと
テヒョン
テヒョン
ほら聞くことならできるし!
昔みたいになんでも聞くからさ
(なまえ)
あなた
ほんとありがとう
テヒョン
テヒョン
無理には聞かないから話したくなったら言ってね
(なまえ)
あなた
じゃあ一個いい?
テヒョン
テヒョン
うん!いいよ!
(なまえ)
あなた
テヒョン君、今まで言えてなかったことがある
テヒョン
テヒョン
うん、なぁに?
(なまえ)
あなた
テヒョン君、昔も今も本当にありがとう。

今まで気づかなかったんだけど、私にとってテヒョン君はすごく大切な存在で心の支えになってた。
私が辛いときテヒョン君はいつもそばにいてくれて、明るくふるまってくれたよね。
それだけで私はすごく幸せでした。ありがとう。

私が上京してテヒョン君と離れて寂しかった。
話し相手だったテヒョン君がいなくて寂しかった。

でも今こうして話をちゃんと聞いてくれて
そばにいてくれてすごく心地よくて安心します。

テヒョン君、東京に来てくれてありがとう。
こんな私と同居してくれてありがとう。

それからこれからもよろしくお願いします。
すると、テヒョン君は私をを強く抱きしめながら
テヒョン
テヒョン
可愛すぎだよぉヌナ~

やっと僕に弱い所見せてくれたね。

こちらこそよろしくね!ヌナ!
(なまえ)
あなた
うん!
そういって私も抱きしめ返した

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