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第2話

歌え!踊れ!そして、勉強・・・!?
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2022/12/18 14:15 更新
あなた
え、ここ、トイレ?
行き着いた先はトイレ。しかも和式で絶対に転びたくない床を伴っているタイプの。
あなた
えーと、出ればいいのかな?
────ドスッ
鈍い音が頭上でなったかと思うと、今度は衝撃が来た。
あなた
ぎゃぁぁ!何!何事!?
上を見てみると、遅れて来たのであろう大きなボストンバックがドアのフックにかかっていた。
あなた
あ、カバン
今にも落ちそうなカバンを取って結局、ここを出ることにした。
ギギィ
いかにも外れそうなドアを開けて外へ出てみると、広めな公園に出た。
どうやら公衆トイレに出ていたらしい。
あなた
うへぇ、公衆トイレって・・・
マスターそれはないっしょ・・・
マスター
マスター
おーい!聞こえるかい?着いたかな?
いつの間にか耳についていたイヤホンからマスターの声が聞こえた。
あなた
マスター!
マスター
マスター
おっ、無事につけたようだね。
良かった良かった
あなた
良かったじゃないよ!
もー、“飛ばす”ならちゃんと“ミッション”の内容を伝えてからにしてよ!
マスター
マスター
ごめんごめん
悪びれた様子もなく、マスターが謝ってくる。
マスター
マスター
それで、今回の“ミッション”だけど、内容は簡単、スターライト学園に行ってアイドル活動をしてもらう!
あなた
してもらう!って、どうやって?
そもそも私、スターライトの生徒じゃないし、アイドルの経験ないし、おまけにこの世界の“もの”では無いんだよ!?
マスター
マスター
アイカツ!してみたくない?
あなた
え・・・?そりゃ、してみたいけど・・・
マスター
マスター
うん!いい心構えだ!
じゃあまずはスターライト学園の編入試験を受けてもらうよ!
あなた
え・・・がち?
マスター
マスター
マジマジ!
マスター
マスター
じゃあ早速、移動するよー!
詳しい話はそれからだ!
あなた
え、えぇ?
そのあとはマスターの案内にそってひたすら歩いた。多分今日だけでいつもの三日分は歩いた。
マスター
マスター
じゃあ次、左ねー
あなた
くっ、運動・・・しとけば良かった・・・
マスター
マスター
ははは、運動不足だねー
マスターは口だけしか動いてないじゃない!と思いながらただただ歩いた。
多分百回は同じことを思った。
マスター
マスター
で、今回この“ミッション”を遂行してもらう目的なんだけど、未来のトップアイドル、*↟*↟⍋のアイドルを目指すきっかけになって欲しいんだ。
あなた
え、ごめん聞き取れなかった。誰?
マスター
マスター
・・・・・・
マスターの沈黙は、『聞くな』の合図。
何回もやってきて、学んだ。
あなた
なんでもない。要はきっかけになればいいのね?
それ、私に務まるの?
マスター
マスター
務まるから任せたのさ
あなた
ふーん、そっかぁ
まだまだ歩く。
そろそろサハラ砂漠が縦断できそうだ。
あなた
マスターぁ、まだなのー?もう歩けないよー
マスター
マスター
あ!そこそこ!
左手のビルの3階の事務所だよ。
あなた
ついた!?やっとだぁ!
最後の気力を振り絞って、階段をあがった。
あなた
スターライト合格塾・・・?
マスター
マスター
そうそう!そこをたずねてみて!
あなた
え、でもなんかうさんくさ・・・
ガチャ
言いかけたところで、ドアが開いて、綺麗な女性がでてきた。
あなた
あ、こんにちは
音礼 ミサト
音礼 ミサト
今日は。
あなたがあなたさんね。
あなた
え、はい・・・
音礼 ミサト
音礼 ミサト
待っていたわ。さ、入って入って。
時間がもったいないじゃない。
あなた
あ、すみません
促されるがままに中に入ると、そこには、トレーニング器具やおそらく宣材写真を撮るためのカメラやグリーンバックなど色々なものが散乱していた。
音礼 ミサト
音礼 ミサト
改めて、ようこそ。スターライト合格塾へ。
私がコーチのミサトよ。よろしくね。
あなた
あなたです。よろしくお願いします。
あなた
あの、ここって・・・
聞くより前に、ミサトさんは話し始めた。
音礼 ミサト
音礼 ミサト
ここではスターライト学園合格を目指してレッスンを受けてもらうわ。
もちろん住み込みでね。
音礼 ミサト
音礼 ミサト
荷物は・・・そうね。後であなたの部屋に運びましょう。
荷物、それだけ?
ミサトさんはパンパンになったボストンバックを見て言った。
あなた
はい。
音礼 ミサト
音礼 ミサト
そう。
音礼 ミサト
音礼 ミサト
それじゃあ、レッスン内容について説明するわね。そこ、座って?
あなた
あ、はい、失礼します
音礼 ミサト
音礼 ミサト
ここでのレッスンは主に歌とダンスね。
演技やポージング、セルフプロデュースのレッスンなんかもあるから忙しくなるわよ。
おぉ、本格的だ・・・と感心したのもつかの間、
音礼 ミサト
音礼 ミサト
それと、座学、勉強ね。
・・・座学?・・・勉強?
あなた
えっ!えぇぇ!勉強、しなきゃ行けないんですか!?
音礼 ミサト
音礼 ミサト
当たり前じゃない。
スターライト学園に入るには相当の学力が必要よ。
えぇぇ・・・ぇぇぇぇえ!
あなた
えぇぇ・・・えぇぇえぇぇえ!
音礼 ミサト
音礼 ミサト
そんなに驚くことないじゃない。
さっ。早速始めるわよ!

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