第14話

監督生②
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2022/01/24 13:34
まずは、これを見てください。
これはまたもや物語が進められません。
なので、やっと割れてくれた方を採用しようと思います。
期限は越えてしまっていますが、ここはご了承ください。
(やっぱり怖いし、見ないのが妥当かな…?)

そう思ってそのままベッドに突っ伏す。
にしても、今日は凄く胸騒ぎがする。
きっと大丈夫。と信じたいものだが、どこか信じがたい。

「子分。オレ様達は購買に行ってくるんだゾ!」

「じゃあ先に寝とくねー……」

そう上の空で言って、部屋から出ていくゴーストたちとグリムを見守りながら、どこからかわからない異常な甘い香りと共に夢見心地のなかまぶたを閉じようとしていた。

ーーー催眠を促す魔法薬は異常な甘い香りがするんだ。

そう、クルーウェル先生が言ってた気が……。

「……魔法薬!」
そう言って目が覚める。ハンカチを口に当て、窓を開けて、ドアを開けて換気をする。

それを待っていたように、誰かが入ってくる。
そして、私の耳にそっと呟く。
「さすが“トリックスター”だ。」
あんな呼び方をするのは彼しかいない。
ルーク・ハントしかーーー
だけどなんでここに、魔法薬を使って……?

ーーーとにかく、逃げないと

頭から出てきた。
急いで距離を離そうとするも、目の前は窓。後ろはルーク先輩。逃げるって……どこに?

───さぁ、おとなしく捕まってくれたまえ。かわいいトリックスター。

そう言われたときだった。
窓の外から肩を誰かに捕まえられる。
ルーク先輩は私の両方の二の腕を掴んで捕まえられないようにしている。

──おいおい、独り占めっつうのは良くねぇと思うんだ。

後ろから聞こえたのはレオナ先輩の声。
いつの間にか窓の淵に座っていた。ラギー先輩も一緒に。

ーーーシシシッ!監督生くんモテモテっスねぇ~。

(んなこと言ってる場合か!)

なんて突っ込みそうだった。

「いい加減手を放した方が身のためだ。」

「私は美を求める狩人なんだ。目の前の”美“を逃すはずがないのさ!」

「こっちは2人いるんスよ!」

───えっ、コワっこんな状況に入れるなんて監督生氏さすがっすわ~。

───兄さん!睨み合ってる今がチャンスだよ!

奥から聞こえる声はシュラウド兄弟だ。
アズール先輩との仲でボドゲ部に遊びに行った際に仲良くなった。
だが、今は恐怖の対象にしか変わらないだろう。

ルーク先輩とレオナ先輩、ラギー先輩との間を取って細い腕が私の手を掴んだ。
「監督生氏。こっちに来ない??」
なんて誘い文句を垂らして。

私以外のこの場にいる全員が睨み合っていると、ドアを勢いよく開ける者がいる。

ーーーやっぱり、怪しいと思ったんだ……

「監督生!」と叫ぶ彼。
きっと私が頼れるのはきっと彼だけだろう。
そう、ジャック・ハウルだ。
他のメンバーがジャックを見る。みんな睨んでいた。

「コイツを力ずくで奪い合って……。」
ジャックは手を力一杯握りしめていた。
歯から、音がしそうなほど食い縛っていた。
だけど私を見て言った。
「監督生は、この中だったら誰といたいんだ?」
純粋な疑問ではないだろう。
きっと私が傷つかないようにするためだろう。それを納得はいかなくとも私から一歩先輩方は離れた。

ーーーわた、私は………


ーーーここからは分岐地点となります。
  ここまでの内容をセーブしますか?

→はい
 いいえ

アンケート

誰を選ぶ?
ルーク先輩
12%
レオナ先輩とラギー先輩
18%
イデア先輩とオルト
20%
ジャック
50%
投票数: 109票
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