_____ 吾嬬 side
世の中は理不尽だ 、
善人が 酷い目にあい 身の丈にあった報酬を貰えずに
苦しみ
悪人が いい思いをし 身の丈に合わない報酬を貰い
幸せそうな暮らしを送る …… 、
そんな 世界が僕は嫌いだ
昔から 悪人が嫌いだった 、
どうして 悪人が平気な顔をして
堂々と生きているのだろうか
どうして 悪人が幸せに暮らしを送り 、
善人が 苦しい生活を送らないといけないのか 、
分からない ……
僕には ずっと分からなかった 、
強いのは 善人だ …… 、
絶対そうに決まっている ……
善人が悪人より 強くないはずがない …… !!!!
そうだよね 、 ?
ゆっくりと僕のことを抱き締めてくるのえくん 、
君は …… いつも僕が思い悩む時こうやって
包み込んでくれるよね …… 、
ぽん … ぽんと背中を一定のリズムで叩いて
落ち着かせてくれる。
のえくんの手は暖かくて …… とても落ち着いて …… 、
優しくて ……
嗚呼 …… 、
なんでこんなに優しい子が捨てられないと行けないんだろう
いつかは僕も 悪人になるのだろうか … ?
怖い …… 怖い怖い怖い怖い怖い …… ッ 、
やだ …… 汚れたくない…… 、
そうして交わされる口付け。
しかし交わされた口付けは いつもより長くて…… 、
濃厚な口付けとなっていく
息を吸いたくて 、
口を開くと その中に侵入してくる生暖かいモノ
後頭部をゆっくりと優しい力で抑えられ 、
深い口付けを交わされる
最初は 驚いたが今は何も感じない 、
ただ … 目の前にいるのえくんに夢中になっていた
しばらくして深い口付けから解放されると
銀の糸が引いていた 、
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!