今日は林間学校2日目
BBQとキャンプファイヤーがメインイベントだ
時間を確かめると、現在時刻は5:30
起床時間は6:30だから、1時間も早く目が覚めてしまった
本当は準備とかやりたかったが、ここは大部屋
1年3組の男子全員がこの部屋で眠っているから、余計に動いて周りの人を起こしてしまうのは悪い
部屋の入口の近くに寝たのが不幸中の幸いだった
俺はそっと布団から起き上がり、部屋の外に出た
靴を履いて昨日集まった広場に出ると、山特有の清々しい空気を感じた
朝の静けさも相まって、良い雰囲気だ
展望台のようなスペースに移動すると、朝日が登ってきているのが見えた
俺はのびのびと体をストレッチして、朝日を浴びようとフェンスに寄りかかり、前のめりになった
不意に絵が描きたくなり、持ってきた小さめなスケッチブックと、ペン入れをポケットから出した
俺の趣味は絵を描くこと
中学の頃から独学で学んできた
俺は夢中になって景色を描いた
登り行く太陽と照らされる森
絵を描くことに集中しすぎてて、後ろから人が来ていることなんて気が付かなかった
数分後、絵を描き終えた
鉛筆をしまった時、ようやく隣の気配に気が付いた
驚いた拍子に、スケッチブックを落としてしまった
俺が感じていた気配の正体は、ハナだった
いつから居たのだろうか
そんな序盤から居たのか
全く気が付かなかった
それから暫く、ハナとの間に沈黙が流れた
さっきからハナの様子に違和感がある
なんだか、テンション?が違う気がした
チラリと横目で見ていると、ハナが口を開いた
俺が聞くと、彼は思いもよらない事を聞いてきた
話を聞き返そうとしたが、タイミングが良いのか悪いのか、起床の合図を示す音楽が流れてきた
♪〜♬〜♪〜
ハナは今まで通り、テンションが明るくなっていた
でも、さっきのあの様子
言葉で表すことができない表情
俺は、直感的にそう思った
ハン ジソンという人物の謎が増えた
彼は一体、何者なのだろうか
……モヤモヤする
これについては、2人きりの時に話した方が良さそうだ
俺は記憶の片隅に置いて、モヤモヤする気持ちを抑えつつ、ハナを追いかけて行った
next❧
今年の投稿は本日で終わりとなります!
読んでくださった皆様、ありがとうございました🙇
また、☆や♡·スポットライトも嬉しかったです💕
来年からの更新につきまして、毎週日曜日更新を目標にしていましたが、作者が来年度受験生となる為、更新頻度を不定期とさせていただきます
ストックがあれば毎週投稿しますが、無かった場合、グンと更新頻度が落ちるかもしれません
作者の努力次第ではありますが、ご了承ください( .ˬ.)"
2026年も、『記憶の向こうの君』をよろしくお願いします!
PigUsa🐰












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!