第3話

ペアデート企画 前編
503
2025/11/06 10:00 更新
番組恒例の、ペアデート企画がやって来た。

男性陣4人が、それぞれ自信のあるデートプランで
私をエスコートしてくれるんだ。
《With Junseo》


ペアデート初日。
朝、集合場所に着くと、
時間ピッタリにジュンソの車が滑り込んできた。

飾らない、薄ベージュの乗用車がとても似合っている。

窓越しに見えた横顔。ハンドルを片手で握る姿が、
反則みたいに絵になる。

Junseo
あなたの下の名前ちゃん、おはよう。乗って?

ドキドキしながら、助手席に乗る。
Junseo
緊張してる?
あなた
ちょっとだけ。
Junseo
大丈夫だよ。


そんな簡単な言葉で、心をほどかれていくのが悔しい。


彼は時々、信号待ちのたびにこちらを見て、
Junseo
その髪色、すごい好き。
なんて、さらりと口にする。



海辺に着くと、潮風が髪を揺らした。
波の音が心地よくて、少しだけ肩の力が抜ける。
Junseo
そこ、立ってみて。
そう言って、彼は私のスマホを取り上げた。
Junseo
写真、撮ってあげる。……笑って?

カメラを構えながら、彼は真剣な表情をする。

シャッターの直前、息を潜めて囁いた。
Junseo
……そう。今の表情、好き。

その一言に、胸がぎゅっと掴まれた。
あなた
(ズルい……そんな言い方。)
Junseo
もう一枚、撮っていい?
あなた
いいですよ。
Junseo
じゃあ、今度は俺も一緒に写っていい?
あなた
え、もちろん!
Junseo
俺ね、ちゃんと残したいんだ。
あなたの下の名前ちゃんとの思い出、
絶対忘れたくないから。
そのあと、
彼が魔法瓶で持ってきたココアを手渡してくれた。

波打ち際に腰を下ろして、ふたり並んで飲む。


風が強くて、紙コップが倒れそうになると、
Junseo
危ない。
彼がさりげなく私の手を包み込んだ。
ほんの一瞬なのに、時間が止まったみたいだ。
Junseo
冷えてるね、手。
あなた
……海風が冷たくて。
Junseo
じゃあ、少しだけ。

そう言って、彼は手を離さなかった。
手の中で、温もりが重なっていく。
あなた
(こんなに優しいのに……この人がオオカミくんだったら、どうすればいいんだろう)

沈黙を破るように、ジュンソが空を見上げる。
Junseo
あなたの下の名前ちゃん、波の音、好き?
あなた
うん。落ち着くから。
Junseo
俺も好き。


海辺に反射する光が、彼の横顔を照らす。
穏やかなその瞳に、ふいに吸い込まれそうになる。


帰り際、車のドアに手をかけた瞬間、
彼の優しい声が背中をなぞった。
Junseo
あなたの下の名前ちゃん、信じて、俺のこと。
振り返ると、いつになく真剣な表情。
Junseo
俺、あなたの下の名前ちゃんのこと、大切にしたい。
あなた
ありがとう。信じたい、です。

そう答えると、途端に表情が解けて、
あのハチミツのような笑顔をする彼。
Junseo
ほんとに.....? 凄く嬉しい。
こんなこと言うの初めてだから、
緊張でどうにかなりそうだった。
あなた
(いつも余裕そうなのに……)
照れたように笑う彼の横顔に、
またひとつ、惹かれてしまう。

この笑顔のギャップに、いつも目が離せなくなるんだ。



《With Arno》


次の日。
アルノとのデートは、対照的に静かだった。

Arno
ここ、俺のお気に入りのカフェなんだ。

都会の喧騒から少し離れた、静かで落ち着いたカフェ。

店に入ると、彼は慣れた様子で席を選び、
マスターに「いつもの」と一言。
あなた
(“いつもの”って言うタイプなんだ……)

そんな小さなことにも、ときめいてしまう。

マスターが運んできたコーヒーは、
驚くほど香りが深かった。

カップを両手で包んで一口飲むと、心まで温まるよう。
Arno
ここの豆、浅煎りなんだけど、
香りが優しいんだよ。
あなた
ほんとですね。苦くないのに、
ちゃんとコクがある……
Arno
だよね。......あなたの下の名前ちゃんに、似てる気がする。
あなた
え?
Arno
一見おっとりしてるけど、
ちゃんと芯がある。だから、惹かれる。
あなた
(……そんなこと、真顔で言わないで...)

胸の鼓動がうるさい。


Arno
俺、あなたの下の名前ちゃんが話してくれるのを
聞いてるのが、好き。
あなた
......なんで?
Arno
声が落ち着く。あと……話すとき、
指先でマグの取っ手をなぞる癖、可愛い。

じっと見つめるその姿が、頭から離れない。

そのあとも彼は、

「うんうん。」「そうなの?!」
「あなたの下の名前ちゃん、それめっちゃ面白いね。」

相槌が上手くて、私はつい沢山話をしてしまった。



カフェを出ると、雨が降り始めていた。

傘をさそうとしたら、彼が黙って傘を差し出し、
私の肩を抱き寄せるように寄せた。


あなた
.....え、!
大胆な彼の行動に、驚く。
Arno
あなたの下の名前ちゃん、一緒に入ろ。
あなた
でも、反対の肩、濡れてる。
Arno
……あなたの下の名前ちゃんの近くにいられるなら、
別にいいよ。

歩きながら、
彼の指先が私の手にほんの少しだけ触れている。

それが偶然じゃないと分かったのに、拒めない。
あなた
アルノさん、手.....
Arno
あ、ごめんなさい。

ふっと隙間が出来た。顔が少し赤い。
手、繋ごうとしてたけど、出来なかったのかな。

シャイな所も、可愛いな、と思った。



《インタビュー》

ジュンソ、アルノのことを、信じることは出来ますか?

アンケート

ジュンソさんのこと、、、
信じたい♡♡
49%
オオカミくんっぽい🐺
51%
投票数: 166票

アンケート

アルノさんのこと、、、
信じたい♡♡
61%
オオカミくんっぽい🐺
39%
投票数: 165票

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