番組恒例の、ペアデート企画がやって来た。
男性陣4人が、それぞれ自信のあるデートプランで
私をエスコートしてくれるんだ。
《With Junseo》
ペアデート初日。
朝、集合場所に着くと、
時間ピッタリにジュンソの車が滑り込んできた。
飾らない、薄ベージュの乗用車がとても似合っている。
窓越しに見えた横顔。ハンドルを片手で握る姿が、
反則みたいに絵になる。
ドキドキしながら、助手席に乗る。
そんな簡単な言葉で、心をほどかれていくのが悔しい。
彼は時々、信号待ちのたびにこちらを見て、
なんて、さらりと口にする。
海辺に着くと、潮風が髪を揺らした。
波の音が心地よくて、少しだけ肩の力が抜ける。
そう言って、彼は私のスマホを取り上げた。
カメラを構えながら、彼は真剣な表情をする。
シャッターの直前、息を潜めて囁いた。
その一言に、胸がぎゅっと掴まれた。
そのあと、
彼が魔法瓶で持ってきたココアを手渡してくれた。
波打ち際に腰を下ろして、ふたり並んで飲む。
風が強くて、紙コップが倒れそうになると、
彼がさりげなく私の手を包み込んだ。
ほんの一瞬なのに、時間が止まったみたいだ。
そう言って、彼は手を離さなかった。
手の中で、温もりが重なっていく。
沈黙を破るように、ジュンソが空を見上げる。
海辺に反射する光が、彼の横顔を照らす。
穏やかなその瞳に、ふいに吸い込まれそうになる。
帰り際、車のドアに手をかけた瞬間、
彼の優しい声が背中をなぞった。
振り返ると、いつになく真剣な表情。
そう答えると、途端に表情が解けて、
あのハチミツのような笑顔をする彼。
照れたように笑う彼の横顔に、
またひとつ、惹かれてしまう。
この笑顔のギャップに、いつも目が離せなくなるんだ。
《With Arno》
次の日。
アルノとのデートは、対照的に静かだった。
都会の喧騒から少し離れた、静かで落ち着いたカフェ。
店に入ると、彼は慣れた様子で席を選び、
マスターに「いつもの」と一言。
そんな小さなことにも、ときめいてしまう。
マスターが運んできたコーヒーは、
驚くほど香りが深かった。
カップを両手で包んで一口飲むと、心まで温まるよう。
胸の鼓動がうるさい。
じっと見つめるその姿が、頭から離れない。
そのあとも彼は、
「うんうん。」「そうなの?!」
「あなたの下の名前ちゃん、それめっちゃ面白いね。」
相槌が上手くて、私はつい沢山話をしてしまった。
カフェを出ると、雨が降り始めていた。
傘をさそうとしたら、彼が黙って傘を差し出し、
私の肩を抱き寄せるように寄せた。
大胆な彼の行動に、驚く。
歩きながら、
彼の指先が私の手にほんの少しだけ触れている。
それが偶然じゃないと分かったのに、拒めない。
ふっと隙間が出来た。顔が少し赤い。
手、繋ごうとしてたけど、出来なかったのかな。
シャイな所も、可愛いな、と思った。
《インタビュー》
ジュンソ、アルノのことを、信じることは出来ますか?
アンケート
ジュンソさんのこと、、、
信じたい♡♡
49%
オオカミくんっぽい🐺
51%
投票数: 166票
アンケート
アルノさんのこと、、、
信じたい♡♡
61%
オオカミくんっぽい🐺
39%
投票数: 165票












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。