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俺の名前は不破湊。
ホストをしている。
俺は自分のおばあちゃんに家系図を見せてもらったことがある。
「なあ、あやとじいちゃん。家系図見せてよ。」
俺のひいおじいちゃんに当たる人も湊って名前で、ホストだったらしい。その人はあっけなく肺がんで死んだらしい。
たまたま同じ名前になって同じホストになるなんて不思議だな。
「まぁ、お前はホストをやめてもいいんだよ？w」と、隣にいたみれなばあちゃんが言う。俺は言ったんだ。
「いや、続けるよwだって楽しいし！お金も入るしね！」
と言って笑った。そしてホストの仕事に行く準備をした。
街中を歩いている最中スマホを見ていた。
昔の写真。
俺のひいおばあちゃん、ひいおじいちゃんが若い頃に撮った写真。
ひいおじいちゃんを拡大して顔を見る。
どことなく俺に似ている。
ふとスマホの画面い移る俺の顔をを見るとそこには少し大人びた俺の顔があったのだ。その顔はまるでひいおじいちゃんそのものだった。
なんでだ！？と思った瞬間だった……俺の脳に前世の記憶が流れ込んできたのだった……。
俺は思い出した。最愛の人の名前を。
「ローレン・イロアス」
俺は不意に口に出した。
「えっ？」
誰かがびっくりしたように言った。
その声を出した人の方を向いた。
長い赤髪、すらっとした体型、翡翠色の目の男がこちらを見ていた。
「ローレン？」
と俺が言うと、彼は言った。
「不破……湊？」
と。
 俺たちは同時に走り出した。そして抱き合った。
「ローレン！！」と言う俺に、ローレンは言ったんだ。
「湊っ！」と言ったんだ。
2人で泣きながら笑った。
俺は言ったんだ。
「また会えてよかった……」
すると、彼も言ったんだ。
「俺もだよ」
と。
俺たちはまた出会ったのだ。
ローレンを連れ、家に帰ると、ばあちゃん、じいちゃん達が驚いた顔をした。
みれなばあちゃんが言う。
「まさか、お母さんかい？」
俺は言った。
「そうだよ！ローレン・イロアスだよ。ばあちゃんたちのママだよ。」
と言うと、みんな驚いていた。
あやとじいちゃんが言う。
「本当にお母さんなのか？」
するとローレンが答えたんだ。
「うん、そうだよ」
ってね笑 そして俺に抱きついてきた。俺も抱きしめ返した。そしたらみんなが拍手してくれた。すごく嬉しかった。
それからというものの、俺とローレンは一緒に暮らすことになったんだ。もちろん、みれなばあちゃんたちも。ばあちゃん？俺とローレンの子だけどな。
ローレンはホストクラブで働き始めた。そして、お客さんからも人気がでた。さすが俺の嫁だ。俺はというと、別店舗だがホストをしている。でも、たまにローレンのいるホストクラブに顔を出すんだ！だってさ？ローレンのかっこいい姿見たいじゃん？それに……お客さんにも会いたいしね！ まあそんなこんなで幸せな生活を送っているんだよ♪

でもローレンが嫁なのは変わらない。ローレンは今でも俺の嫁だ。
前世でも今世でも愛し合った俺らの愛は本物だろう。これからもずっと一緒だよ。ローレン。




END