得意げに バッグの自慢をしてきた歌音は ,
菜乃がすごいと褒めると 満足そうにその場
を 離れていった 。
ガラ ッ ..
蒼矢の入室と共に 先程まで賑やかだった
クラスはしーんと 静まりかえった 。
そんな教室で いたる方向から ひそひそ
と 噂話が飛び交っている 。
蒼矢は ,全校生徒規模による
集団シカトで 退学に追い込まれた ___ .
クラス中の視線を集めながら 整理した
大荷物を抱え ,蒼矢が教室を出ていった
瞬間 ,先程までの賑やかな雰囲気は戻る 。
ことの始まりは ,
彼が学園を司る𝟨人の男子 通称〈 F𝟨 〉
に 目をつけられたときからだった ____
そんなこんなで 当然𝟥𝟢万なんて 一括で払える
訳もなく ,次の朝 蒼矢くんが自身のロッカー
を開けると そこには〈 赤札 〉が貼ってあった 。
これは ,彼らからの宣戦布告 。
かつて 男らしく人気者だった蒼矢くんは ,
その一件で 学園の除け者にされてしまった 。
クラスメイトが 一人退学するっていうのに
デパートに行くという 友達 。
私には ぜんっぜん理解できない
きっとみんな ,調子いいだけの友達 。
こういう 価値観の差や イラッとしたことが
あったときに 発散するための日課がある 。
ー 星稜学園 校舎裏
日課っていうほど 大したこともないが ,
誰もいない校舎裏で 本を読んだり ,時には
叫んでみたり 自分の好きなようにする時間が
大好きで ,ここには毎日訪れている 。
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度に増えていて 嬉しい限りです っ ̫ ᴗ⸝⸝˘🤍


















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!