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第30話

お母さん⁈
898
2018/12/02 10:24 更新
那須side
??
そこまでよ!
今度は誰だ?
と思って振り向いたら…

??
こんなに大きくなったのねぇ。
覚えているかしら、私のこと。
那須雄登
だ、れ…
その人を見て、絶句した。


その人は、まだ俺たちやあなたが0歳の時にあなたを捨てて家を出て、
俺らはもちろんあなたも写真でしか見たことのない…


そう、あなたのお母さんだった。



多少顔は変わっていたが、彼女は確かに写真で見たあなたのお母さんで、
あなたを心から憎んでいた人。









昔、あなたはなんども誘拐されかけていた。

お父様が言うには、全てあなたのお母さんのせいだと。

あなたはたくさんの人に愛されて、笑顔で育っているのに
お母さんは家を出てお金などに困る生活をしていたから…



お母様
なんなの、貴方達は!
目障りなのよ。貴方達があなたを守っているせいで
あなたをさらうことができなくなったのよ!
佐藤龍我
そんなの、お前の勝手だろう!
藤井直樹
俺らは、あなたを守りたいんだ。

あなたが楽に人生を送ってきたと思っているのか?
お母様
は…?
そうに決まってるじゃない!
如月家に生まれて、貴方達に囲まれて。
どこか楽な人生じゃないって言えるの?
岩崎大昇
あなたは、小さい頃、愛情を注いで
もらってないよ。
浮所飛貴
あなたは、俺らが許嫁になるまで、
一度も家族で食卓を囲むことは
なかった。
金指一世
お父様と遠くに出かけたことは
ないし。
那須雄登
これでも、楽に育ったって言うのかよ!
心からの叫びだった。

これで、改心してくれれば…

お母様
うるさい!
カッターを持ったあなたのお母さんが
俺に向かって突進してきた。


改心してくれればよかったのに。



俺は、覚悟して目を閉じた。

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