対応の差が凄い
先生と恵くんに見送られながら、私達は廃ビルの中へ入っていった
野薔薇ちゃんは、何故呪術高専へ来たのだろう。
理由は人それぞれだけれど、気になる
そう言うと野薔薇ちゃんは悠二くんのお腹に蹴りをかました
あっ、相当痛いらしいです
でも、まぁ野薔薇ちゃんの言うことには一理ある。
何より経験者だから、私達より知識はある筈
此処は言う通りにしましょう。
それに、これくらいの気配なら
そんなに危なくないですし
私はそう思いながら、野薔薇ちゃんの後ろを着いて行った
あっ、図星なんですね。
あら?顔が赤い?
大丈夫かな?
それに、今さっき胸がときめいたような………
気の所為ですね!
いる。
野薔薇ちゃんの使う武器は釘ですか。
かっこいい
いつになっても、マネキンは動かなかったので野薔薇ちゃんは金槌で釘を打ち呪霊に当てた
でも、これだけじゃ呪霊は祓えない。
どうするんだろう
そう言うと、確かに呪力が呪霊の体に流れ込み祓われた
凄い
そう言ったところで、私はダンボールの裏にいた子供と目を合わせ言った
子供は一向に動く気配はなかった
それどころか、まだ恐怖の音が聞こえる
こういうのは男子に任せた方がいいのかな?
男の子がそう叫ぶと壁の後ろから呪霊が出てきて少年の頭を掴んだ
人質ですか。
知性がありますね
まぁ、私には関係ありません。
華の呼吸 漆ノ型
私は呪霊の指を切り落とし、少年を野薔薇ちゃんの元に連れ出した
すると、呪霊は窓から逃げ出した
逃がしませんよ。
私はすぐさま、追いかけるように窓から飛び出した
華の呼吸 肆ノ型
ドン!!
呪霊を祓えたのはいいですけれど、落ちますね。
着地寸前で攻撃を連発させますか
華の呼吸 拾ノ型
ドゴォォン!
無事と聞く割には心配の音は聞こえなかった
伏黒くん、「え゙っ」って言ってるの聞こえてますよ
すると、窓から野薔薇ちゃんが顔を覗かせた
そう返事をして、野薔薇ちゃんは顔を引っ込めると悠二くんが何故呪術高専に来たのか野薔薇ちゃんに聞いていた
野薔薇ちゃんは「田舎が嫌で東京に住みたかったから」と言っていたが、心の音は複雑だった
憎悪と、好感、会いたいという音だった。
人の過去は勝手に踏み込んでいいものではないなと改めて私は実感した
数分すると、野薔薇ちゃん達は帰ってきた、そして
と最初に言われた
五条先生は自慢げにそう言った
呪霊を祓うのに、ある程度のイカレっぷりは必要だと外で話してましたし、一応褒め言葉として受け取っておきましょう。
悠二くんは子供を連れて出てきて、少年は五条先生と恵くんが送り届けることになった。
悠二くんはふとそんな事を言い出し
手を上げながら野薔薇ちゃんはそう言った
家族が殺されたことに心残りはあるけれど前を向いて歩かなきゃ、家族の分も生き抜かなきゃ
きっと私は怒られる
にしても、呼吸の制度が前世より落ちてましたね
鍛錬しなくては…
私は嫌でもやって来る明日を見つめたのだった。
next.8×♡
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!