宇髄たちが去った後、炭治郎と伊之助はしばし作戦会議をしていた。
伊之助は怒鳴り、炭治郎をぺむぺむ叩く。
その頃の宇髄と善逸はと言うと。
その夜、伊之助は炭治郎が来るのを待っていた。…が、
伊之助は跳躍して天井を突き破り、ねずみを呼んだ。
すると天井裏から、ムキムキねずみが刀を運んできた。
伊之助は荻本屋の中を走り回り、鬼の気配を探る。
店の中はあちこち壊れ、穴が開き、大混乱となった。
そして伊之助はふとろうかの真ん中で立ち止まる。
刀を振るい、床を破壊すると…穴があった。
頭から突っ込む…が、頭が入ったところでつっかえてしまう。
そういいながら伊之助は、ガコッ、ガコッと音を鳴らしながら関節を外していく。
伊之助は改めて穴の中に入り、蛇のように体をくねらせ、細い穴を進んでいく。
地面の中を、伊之助は先に見える微かな光に向かってひたすら進んでいった。
一方その頃炭治郎は、鯉夏花魁にお礼を言い、伊之助の元へと向かう途中、強い鬼の匂いを捉えた。
急いで戻ると…
鯉夏花魁の部屋には、女の鬼。その帯には、鯉夏花魁が囚われていた。
そしてその鬼の瞳には…
はたまたその頃、雛鶴を助け出した宇髄は人が増え始めた大通りの端で耳を澄ます善逸と合流した。
その時。
離れたところから聴こえる、本当に微かな衝突音を、善逸の耳は聴き取った。
善逸は音が聞こえる方向へ走る。
そしてしばらく走ったところで止まった。人気のない細い通りだ。
ごちん!
宇髄が善逸の頭に一撃。
善逸は悲鳴をあげ、、、気絶。
善逸は、前ぶれなくスクッと立ち上がった。
善逸は頭に大きなたんこぶを作り、鼻ちょうちんを出している。…眠っていた。
鼻ちょうちんをふくらませながら、普段よりも流暢に喋る彼を見て、さすがの宇髄も混乱してしまう。
しかしすぐに気持ちを切り替え、宇髄は地面を見やった。
宇髄は背中の刀を手に取り、構える。
爆音と煙が上がり、地面に大穴が空いた。
二人は未だ土埃が上がる穴の中に飛び込んだ。
追記:☆200突破!!ありがとうございます!
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!