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第2話

西南戦争②
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2025/05/27 10:00 更新





MOB
はあああああ!?結局、征韓できなかったの、外国組のせいじゃん!!
MOB
俺たちの時間も金も体力も、全部パーだぞ!!
MOB
もうこうなったら、あいつらに戦争だ!!
怒り狂った武士たちが次に目をつけたのは――
MOB
西郷の兄貴……!兄貴も怒ってますよね……!?
MOB
海外組、潰しに行きましょうよ!!
しかし西郷隆盛は、彼らとは温度が違った。
サイゴウ タカモリ
……俺は、戦いたくない
サイゴウ タカモリ
そんなことして、何になる。国がまたボロボロになるだけだ
それでも――。
MOB
西郷さん名義で、戦争始めましたー!!!
MOB
参加、決定ー!!!
MOB
いっくぞーーー!!!
MOB
いぇーーーい!!

――西南戦争日本最後の国内戦争、開戦。

西郷は迷った。けれど、もはや彼の名前は独り歩きしていた。
自ら動かねば、名ばかりが戦地に立ち続ける。
だから、彼は覚悟を決めた。
サイゴウ タカモリ
(……止めるしかない。俺自身が、戦争を終わらせる)
MOB
西郷の兄貴がいれば、勝てるに決まってんじゃん!!
MOB
政府軍なんかに負けるわけねーよ!!

――だが、甘かった。

政府側には、かつて西郷が育てた兵士たちがいた。
明治新政府のもとで、彼らは近代兵器を扱いこなし、戦術も習得していた。

一方の武士たちは――。
精神論と刀に頼る、旧時代の遺物だった。

戦局は、あっという間に傾いた。
MOB
な、なんで!?こんなに強いの!?政府軍!!
MOB
くそっ……!!勝てねぇ!!

そして
西郷隆盛、戦死。
MOB
兄貴ィィィィィ!!!!

西南戦争、政府側の圧勝。
こうして、日本最後の国内戦争は終わった。



イタガキ タイスケ
西郷さんって、バカねぇ
オオクマ シゲノブ
あたしらみたいに、口で勝負しないと笑
→自由民権運動に続く





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