観客先から
野次が聞こえてきた
あーいう自信過剰な方が
自分を追い込める。
きっとあいつも
自分のことを追い込んでる
それだけ超えたい奴がいるってことだな
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全員が巨大スクリーンに目を向ける。
そしてそこに映った文字は…
そこには『障害物競争』の一文字
スタートラインに続々と人が集まり
みんな前に行こうと押し合いあっている
3つの光が点灯するスタートシグナルの内、
1つが消え、また1つ消え…
最後の光が消えた直後、
青い3つの光が灯る
ミッドナイトの声で
生徒が我先にと言わんばかりに
走り出して行ったが….
その直後、ゴールライン奥の地面が
凄まじい勢いで凍りついていく
地面にびっしり氷をつけた本人は
勿論後ろなんか気にせず
足元から氷を出しながら疾走していた
そっか、心操は
人にしか洗脳が出来ないから
こいつは突破出来なかったのか


















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。