松村side
あのダンス大会の地区予選の後
樹と喧嘩してから、
2人で少し話した
そう言ったら
響子はそっと、
妻の泣く姿を 初めて見た
そこからの僕たちは
今までからじゃ考えられないくらい
"夫婦らしい"生活をしていた
響子の笑顔を多く見れるようになっていき
「もっと早くこうすればよかった」
なんて思いながらも
幸せと呼べる日々を過ごしていた
その日は休日で
2人で家具を買いに行っていた
響子は黒がほんとに好きで
部屋が黒を基調としてるのはもちろんだし
響子の会社も 服も 基本的には黒だらけ
俺の影響なのかなとか
ちょっと考えたりしてみたけど
さすがに自惚れすぎかあ??
夕飯の買い出しをして家に帰り
一緒にを作り、一緒に食べた
それは突然だった
洗おうとした食器の洗剤を出しすぎて
スポンジがアワアワになった
あの人達が離婚なんか許すわけがない、
そうして離婚が成立した
それが去年の12月で 年明けから"やりたかったこと"
の準備とかをしていて
やっとそれが整った
ここで勇気を出さなくてどうする
何か、なにか行動しなければ
先生と 最後の思い出作りをする
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!