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第1話

265
2023/08/31 13:14 更新
辛い。
なんか辛い。
家庭環境が酷いなんてことない。



いじめにあってる訳でもない、
友達関係が悪い訳でも、学校に行きたくない訳でも……ない。





俺は、いわゆるダメ人間だ。
生きてていい存在では無い
頭が悪い
運動神経も良くない
絵心だってデザインの才能だってない
字も汚い
面白くない
可愛くない
かっこよくない
個性もない
ブスでクズで
カスでゴミで
何も無い。
死にたいなんて思っても、実行しても結局死ねない
ダメだ。
俺には、お兄ちゃんが3人、いる。
みんながみんな、個性を持っていて俺とはまるで違うようだ


朝。お兄ちゃんが起こしてくれる。
「お兄ちゃんの方が出発早いのに」って言うと
「可愛い弟を見るためだよ」なんて言ってくれる





だるくてだるくて、体が重い
どこにも行きたくないけど、行くしかない。
出来損ないんだもん。ちゃんとしないと……
M.
おはよっ!赤!
R.
おはよ……
2番目の兄 桃にぃだ。
いつもいつも親代わりになって家事をしてくれる。すごい人だ
M.
これ、ご飯作ったから食べて、食える量だけでいいから
R.
ん。ありがとッ











ご飯を済ませ、適当に準備をして家を出る。
家の近くに友達は住んでないからいつもぼっち
周りの楽しそうな声が少しむかつく。










R.
赤、おはよ
R.
おはよ、黄くん
いつものように挨拶をし、
























R.
〜〜〜〜〜〜、!
R.
〜〜〜〜〜〜〜、、、〜!
楽しく、長い長い廊下をゆっくりと歩き教室に着く。






















MOB.
あ、おはよ〜笑
R.
おはよ、
MOB.
なんか元気ねぇなw
R.
あははっw
他愛のない話をして
ごく普通に授業を受ける。




















MOB.
こっち来んなよ〜〜w!
MOB.
離れろッ!w
R.
ひどい〜〜!
俺はいじられキャラで、いつもこんな調子。
まぁまぁな、きつい言葉を浴びせられる。
MOB.
お前の飯、ちょっともらお。
MOB.
私も貰う〜!
R.
いや、俺の無くなるし
自分の飯を奪われたり





MOB.
おらッ...w!
MOB.
バシャッ!
R.
いたっ!w冷たい!
殴られたり、水をかけられたり、





MOB.
wwww!どーこでしょう!
R.
ねぇ〜俺勉強できないw!
持ち物を隠されたり、





正直嫌だ。
それでも、拒むとみんな離れてっちゃうから





誰かが喋っていると、俺の事なんじゃないかと、ビクビクする
誰かがこっちに来ると、なにかされるんじゃないかと心配になる




辛いけど……辛いけども、まぁ、頑張ります
一応、死なないように。

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