いつぶりかなぁ、のんびりデートするの…
嘘。
ユンギは曲作りに忙しそう
疲れてないのかな?
煮詰まったりしてないかな?
いろいろ心配でキリがないよ
正直、私もコンクールのことでいっぱいいっぱい
「最低入賞」
プレッシャーがのしかかって苦しいよ
甘いものなんて好きじゃないのに、
パンケーキにクリームたっぷりつけてさ、
って文句言いながら食べるキミ。
ポタ ポタ …
理由はたくさんあってわかんないけど、
涙が止まらないよ
黙って頷いたら優しく笑って言った
そっか。
ユンギだって同じなんだ。
なんか…ホッとするのはキミのおかげ。
呼ばれて顔をあげると
カシャッ
??????
ちょっと照れながら嬉しそうに
スマホの画面を見るユンギは
切なそうに見えた…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。