第34話

31・森の奥へ
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2024/06/28 23:56
あなたの下の名前side

魔人を排除するためにカルくんと森の奥へ入っていった

学校の陣地だと思えないほどに不気味だった

風が凍るように冷たくて、気温は低い
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
寒い?
あなた
ちょっとね……
バサッ
あなた
え?
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
寒いんでしょ?僕のローブ羽織っといて
あなた
でも!カルくんが寒くなっちゃうよ!?
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
じゃあ、僕と手繋いでてよ
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
そうすればあったかいし
あなた
そんなのでいいの?
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
うん
ギュッ
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
あなたの下の名前の手ってさ……
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
冷たくない?
あなた
だよね!冷たいよね!
あなた
よく冷たいって言われる
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
氷持ってる気分
あなた
やっぱりローブ返すよ……
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
別にいい
あなた
だって寒いよ?
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
僕はそこまで寒くない
あなた
風邪引いちゃうよ?
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
あなたの下の名前が看病してくれるでしょ?
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
それに女神像の力で治ると思うし
あなた
うーん……
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
あなたの下の名前?
あなた
でも、カルくんが寒いのは嫌だから
仕方ないけど返すよ……
それに、ローブが無くても

カルくんの手が暖かいから寒くない
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
持ってても良かったのに
あなた
だって__
魔人
おや?
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
!?
あなた
魔人……
魔人
こんな森奥に生徒さんがいるなんてね?
あなた
全部知ってるくせに!
生徒を食べたんでしょ!!!
魔人
ハハッ。そうかそうか
まるで私がここに来ることを知っていた様子だ……

もしかしてだけど、この魔人の狙いは__
あなた
あなたの狙いって私でしょ?
魔人
それも知ってたのか(笑)?
やっぱり、だとしたら__
あなた
これは罠だったんだね
魔人
おー?お前賢いな?(笑)
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
あなたの下の名前に近づくな
魔人
おーっと!これは失礼
やっぱり罠か、でもだとしたら何かおかしい

何かを見落としてる気がする……

この魔人は到底強いとは思えない

魔力がそこまで強力じゃないからだ
あなた
ねえ、1人で来たの?
仲間がいる可能性が高い
あなた
質問に答え__
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
あなたの下の名前!危ない!
鋭い円盤のような物が飛んできた
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
怪我は無い?
あなた
お陰様で
魔法に費やしてる魔力からして二本線だ。

人間に似ているけど、人間じゃないような気が……?
あなた
仲間のご登場ですね
???
はあ、遅いと思ったら
魔人
すっすみません!
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
誰だ?
セル・ウォー
俺は、セル・ウォー
セル・ウォー
残念だが、お前に用は無い
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
知ってる
セル・ウォー
あとお前
魔人
はいっ!
セル・ウォー
もう用ないから、邪魔だ
魔人
失礼しましたぁぁぁぁ!
あの魔人、追跡魔法かけとこう

生徒を殺したのには変わりないから、後で殺しに行くか
セル・ウォー
さて、あなたの下の名前。
あなた
まだ私、名乗ってないんですけど
セル・ウォー
名乗らなくても、みんな知ってるだろ
あなた
それもそうか
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
気安くあなたの下の名前の名前を呼ぶな
あなた
本当それ。話したこともないのに
あなた
じゃなくて!私に何か用?
セル・ウォー
お前は俺についてきてもらう
あなた
どうして?
セル・ウォー
お父様に連れてこいとの命令があった
あなた
あなたに私を連れて行けるだけの力が
あるとでも思ってるの?
私って、一応神格者なんですけど
セル・ウォー
ついてこなかったら、生徒全員殺すぞ?
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
心底どうでもいい
あなた
どうでも良くないでしょ!
セル・ウォー
( さっきからどこかゆるい気が…… )
セル・ウォー
あなたの下の名前、とにかく来てもらう
あなた
全然納得出来ないんですけど……
どうして私があなたのお父様?って
人の所に行かなくちゃいけないの?
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
僕も理解できない
セル・ウォー
とにかく行く__
闇の魔王
いい加減にしろ
セル・ウォー
!?
光の魔王
我らの希望の新星に気安く話しかけるな
あなた
いつの間に出てきたの?
風の魔王
助けが必要かなと思いまして
あなた
そうね
セル・ウォー
闇の魔王!?光の魔王まで!!
セル・ウォー
( 到底勝ち目がない )
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
お前には連れて行けないね
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
あなたの下の名前には反則級の強さの仲間が
沢山いるんだよ?
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
それに何より、あなたの下の名前自身が圧倒的強さを持ってるんだよ?
闇の魔王
この少年の言うとうりだ
風の魔王
お前に勝ち目などない
光の魔王
あなたの下の名前を連れて行けるものなら
連れて行ってみろ
セル・ウォー
チッ。今日の所は手を引こう
あなた
待って。まだ理由を聞いてない
そのお父様?って人がどうして私を必要としているのか

それと、そのお父様?って人の正体も
あなた
全て説明して
闇の魔王
殺気)))
光の魔王
軽蔑した目)))
風の魔王
圧)))
背後からものすごい気配を感じる
あなた
魔王達はもう戻っていいよ
光の魔王
でも……
あなた
助けが必要になったら呼ぶから
風の魔王
分かった
魔王達は元に戻っていった
あなた
それじゃあ、説明してもらいますね
セル・ウォー
ったく
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
お前を殺さないだけ感謝しろ
あなた
早くして
セル・ウォー
はあ。分かった
セル・ウォー
お前を連れていく理由は__
セル・ウォー
お父様の支配下にするためだ
あなた
支配下?
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
お前の父親にそんな力があるの?
セル・ウォー
話を最後まで聞け!
あなた
そのお父様?って言うのは誰?
セル・ウォー
イノセント・ゼロ……だ。
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
!?
これでようやくセルこいつの正体が分かった

人間じゃない、クローンだったんだ!

イノセント・ゼロならクローンくらい創れる
あなた
なるほど、そういうことだったのか
セル・ウォー
これ以上は話せない
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
あっそ
あなた
支配下にして、世界を手に入れるため
私を使って攻略しようとしたんだね
あなた
洗脳してしまえば、思うように動くし
仲間になったも同然だからね
セル・ウォー
言っとくがな、諦めた訳じゃないからな!
次からは覚悟しておけ!
俺はこれにて失礼する
あなた
あ、帰っちゃった
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
逃がした。
あなた
とりあえず、先生と校長に報告するから
この森をでよう
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
そうだね
ー森の外ー
マッシュ・バーンデッド
マッシュ・バーンデッド
あなたの下の名前!
あなた
マッシュくん
マッシュ・バーンデッド
マッシュ・バーンデッド
大丈夫だった!?怪我とかしてない?
マッシュ・バーンデッド
マッシュ・バーンデッド
魔人と会ったんでしょ?大丈夫?
あなた
心配しすぎ。カルくんが守ってくれたし
あなた
怪我は無いよ
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
そう。僕が守った
レモン・アーヴィン
レモン・アーヴィン
あなたの下の名前ちゃーん!
あなた
レモンちゃん
レモン・アーヴィン
レモン・アーヴィン
無事で良かったですぅぅぅぅぅ!
あなた
あはは
ランス・クラウン
ランス・クラウン
怪我が無いようなら良かった
ランス・クラウン
ランス・クラウン
( 怪我させたら殺してたからな…… )
ドット・バレット
ドット・バレット
あなたの下の名前ちゃんが無事で良かったぜ!
フィン・エイムズ
フィン・エイムズ
本当だよ、怪我無くて良かったよ……
魔人と会っただけなのに、こんなにも心配してくれて

みんなに大切にされている感じがして

なんていうか、嬉しい……!
あなた
心配かけてごめんね!大丈夫だよ
本当に私は変わり始めている気がするな……
主です。
主です。
慌てて作ったので、中間のところで
話が分かりにいかもしれません!
主です。
主です。
次回もお楽しみに!

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