第33話

30・私の使命
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2024/06/20 13:09
あなたの下の名前side
あなた
ねえ……
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
何?
あなた
モンスター全然いなくない?
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
そりゃそうでしょ
あなた
え?
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
あなたの下の名前が森にいる大半のモンスター
を勝手に殺してるんだから
あなた
えええ?私そんなに殺した?
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
うん。1人で50匹は殺してんるじゃない?
あなた
この森のモンスターの数って確か……
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
100匹
あなた
半分私が殺してる……?
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
お前何もしなくても実技満点だな……
あなた
みんなの成績を奪ってしまった
罪悪感が込み上げてくる……
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
まあ、モンスターいないし森出よ?
あなた
それもそうだね
と、その時__
モブA
ぎゃあああ!助けてくれー!
モブB
誰かー!誰か助けてください!
モブC
ああっ!あなたの名字様ー!
モブC
お願いします、助けてぐたさい……
この怪我……

一体なにがあったの!?
あなた
とりあえず、事情を説明して
モブB
私達、3人でペアを組んでいたんです……
モブA
モンスターがなかなか出てこないので
森から出ようとした時に
モブC
近くで邪悪な魔法を感じたんです……
モブA
だんだん、鉄のような匂いが近づいてきて
モブB
そこには、私たちの他の生徒達が
大量の出血をしていて、血の海になっていたんです!
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
血の海……
モブA
最初はモンスターにやられたのかと
思っていました……
モブB
でも、違ったんです!
あなた
っ!?
モブC
この森にはモンスターしかいないと思って
安全だと思ってました
でもそこに現れたのは……魔人なんです!
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
魔人?
あなた
魔人が侵入していたのか……
モブB
それだけじゃないんです!
魔人は生徒達を殺しただけでなくて
その死体をっ……
モブA
食ったんです……
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
は?
あなた
え……?
また守れなかった……

私は騎士団長でしょ!なのにっ!また守れなかった……
モブA
ごめんなさい!ごめんなさい!
モブC
私がもう少し魔法が使えたらっ……!
モブB
本当にごめ__
あなた
謝らないで!
あなた
この問題は私に責任がある
騎士団長という役職を持っていながら
守れなかった私の責任だから
モブA
あなたの名字様は悪くありません!
あなた
ううん。これは私の失態です
モブB
でもっ!
あなた
話はまた後で聞きます。
とりあえずあなた達は森を出てください
ここは私に任せてください
モブC
ですがっ!
あなた
私は吸血鬼の神杖ヴァンピールケインの神格者
あなたの下の名前・あなたの名字
魔法騎士団隊の大隊長……
あなた
大丈夫ですよ
モブB
あのっ!どうか!みんなを助けてください!
モブA
お願いします!
あなた
はい。任せてください
モブC
ありがとうございます!
あなた
それでは気をつけて
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
あなたの下の名前!!!お前正気?
あなた
何が?
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
魔人と戦うんだよ?
お前が怪我をしたらどうするの?
あなたの下の名前には危険だよ
あなた
怪我なんて気にしないよ
私が血を流せばみんなを守れるんだから
私が神格者になったのはただの自己満足に過ぎない

でも、誰かを守りたいと思う気持ちは私にはある

私には背負うものも守るものも沢山ある

その全てを守るためには、自分を犠牲にしてでも守る
あなた
だって、これこそが私の使命だから
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
でも、お前を1人で行かせられない
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
だから、僕も一緒に戦う
あなた
カルくんこそ危ないよ?
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
僕のことよりも自分のこと心配しろ
カルパッチョ・ローヤン
カルパッチョ・ローヤン
自分の身くらい自分で守れる
あなた
そっか……
あなた
ありがとう
主です。
主です。
ごめんなさい!本気で!
最近体調が優れなくて
更新が疎かになってしまいました……
主です。
主です。
楽しみにしていた方、本当にすみません
主です。
主です。
おまけに文字数もなんかすっごい
減ってますよね……
主です。
主です。
悲しすぎる

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