第4話

✔ 2nd_🌟
192
2026/04/19 07:13 更新








    
 ここがこれから住む家だよ 



    車の振動が収まり
    お父さんが後ろに振り返り
    『荷物を降ろそうか』と言った


    先に降りていた剣持刀也は
    トランクから荷物を取って運んでいる




    意外と気が利くんだな…


 あら、刀也くんありがとう 
knmc
 重いのは運ぶので気にしないでください 
 本当にいい子ね〜 


    信じられない…
    何だあの社交的な笑顔は

    お母さんには通用してるけど
    私には通用しないぞ?


 あなたの下の名前ちゃんも軽いのだけでいいからね 
あなた
 あっ、はいっ、ありがとうございます 
 …… 
 あっそうだ、さっき言ってた
 大事な物はここに置いてあるからさ 


     あの中は誰にも
     見られたくない物が入っている。

     だからちょっと重いけど
     2階の部屋まで運ぼうと思っていた




 って、うぉ 
    お父さんが私の大事な物の
    入った箱に手を置こうとすると

    予想の位置より下に行き

    お父さんはバランスを崩している




 
    トランクに積まれた 

    少量の段ボール






    私が持って行こうとしていた物は

    あるべき場所になく

    2段が1段になっていた。




 
 ……… 
あなた
 ……… 
あなた
 ない、ですね 
 ない、な 



     2人で目を見合わせ
     もう一度トランクの中を見る 


     勿論そこには他の段ボールしかない
 刀也か… 


     刀也?剣持刀也が
     持って行ったのか



     
あなた
 ……… 


     ダッ

 あ、ちょっとあなたの下の名前ちゃん?! 



     家の中に入って行った
     段ボールを持った剣持刀也を
     追いかける
     






     バンッ


     玄関の扉を開け靴を揃えずに入る






knmc
 えっ? 





     迷いなく進んでいった先には
     段ボールを持ち直しながら
     階段を上がる彼が

     私の存在に気付いたのか
     目が点になりながら見ていた
     




     いた!剣持刀也!


あなた
 そ、その段ボール代わりますっ 
knmc
 えっ?! 


     何かあって中身を
     見られるわけにはいかない


     自分でも驚くくらい焦っていて
     剣持刀也が持っていた
     段ボールを無理やり奪おうとした

knmc
 ちょっ、危なっ 
あなた
 っうわぁ! 



     まずいバランスを崩した
     まだそんなに上ってないけど
     このままだと階段から落ちる___





     ドカッ





     痛っ…く、ない…?

     
     






     咄嗟に閉じていた目を恐る恐る開ける

knmc
 っ痛たた 


     彼が私を庇ってくれたらしく
     今、私は彼の上に乗っかっている

     頭が真っ白になり
     彼の体温が嫌でも伝わる。 


     
knmc
 マジで何やってるんですか?! 
knmc
 危ないじゃないですか 


     今のは完全に私が悪い…
     怪我してないかな、大丈夫かな


     取り敢えず謝らないと…




     言葉を繰り出そうと
     口を動かすが緊張で声が出ない
     きっとまた弱々しい声に
     なってしまうだろう。


     
あなた
 あ、あの、ごめんなさい… 
knmc
 ……?! 
knmc
 はぁ… 


knmc
 怪我はないですか? 
あなた
 大丈夫、です 


     いつもの呆れた顔
     
     でも何処か安堵した表情で
     見間違えかと疑う。


    


    
   
knmc
 どうしてそんなに焦ってたんですか? 



     彼の体から離れ
     今日の彼は少し話しやすいからか
     自然と肩の力が抜けて
     すぅっと深呼吸をする





     そして彼は柔らかい声で
     問いかけながら
     何かを拾い始めた


knmc
 まったく 
あなた
 (えっ?もしかして…) 

     嫌な予感がして周りを見渡すと
     彼が持っていた荷物の中身が
     全部散らばっていた


     
knmc
 庵さんにしては珍しく 
 感情的でし、…… 
あなた
 あぁ!待って、見ちゃ、! 
knmc
 ……この写真は… 


     彼が手に取ったものを
     取り返そうと手を出すが
     ヒョイっとよけられてしまった


     彼は写真をまじまじと見て
     手で口を抑えていた、

     
knmc
 )))貰っていいですか? 
あなた
 いぃ…!…ダメです!! 


     あまりにも真面目な顔で
     身を乗り出して聞いてくるから
     反射で"いい"と発しそうだった…






     あの写真は属に云う


     \ | | | /
     一 黒歴史 一
     / | | | \



     人に見せる事も避けるのに
     彼に渡すことなどできない。







     彼はダメと告げると
     柄にもなくシュンと効果音が
     ついたように落ち込んでいる

knmc
 ロリィ… 
あなた
 ロリ?? 
あなた
 ロリ好きなの…? 
knmc
 好きです!大好きです! 
あなた
 おぉ… 


     私がロリと発すると
     顔をバッとあげ興奮気味に
     応えてきた


     そして、早口でロリについて語りだした
knmc
 ロリとはですね…
 _______で、_______  
 ___________なんですよ
 _______とか_______
 ______最高にいいですね_
 ___
 ______、まぁそれは解釈違いですが
あなた
 わ、分かった!わかりました! 


     この人ってこんなに喋るっけ?
     

     語るのに夢中になってるうちに
     写真を段ボールにしまおう


knmc
 何片付けようとしてるんですか 




     彼のロリ語りが
     途絶えたかと思うと
     動かしていた手を掴まれた
     


     

あなた
 えっ// 


knmc
 これは僕が責任を持って 
 回収させていただきます 
knmc
 なので1枚ください 




     異性に免疫がないため
     その場に座り込んだまま

     剣持刀也が回収するのを
     口を開けて見ることしかできなかった



     












 ___Wait until next time🌟___
  

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