年上だからか、彼だからか
独特な色気が出ていて
近くにいるだけで火照りそうだ
そして、また笑顔なのに
どこからか圧を感じる
叶さんの雰囲気が少し暗くなった
なにか吹っ切れたのか
『じゃあね』と言って帰っていった
叶さんといると
心臓への負担が大きくて困る、
学校でなんて会いたくないな
地面を見ると私の隣に
人影が一つ増えている
振り返ると
制服姿でエコバッグを持った
刀也が立っていた
部活帰りなのか、
少し髪が乱れていて
いつもと雰囲気が違う
刀也の顔を見ると安心して
口角がギュイーっとあがる
一緒に帰っているところを
学校の人に見られたら
同じ家に住んでるとばれてしまう
いつもタメ語なのに
照れ隠しなのか敬語になって
少し胸がざわつく
夕日に照らされながら
後ろを気にする様子もなく
前を歩く彼、
隣を歩くなんて…何考えてるの
最近距離を取ってたからか
今の刀也と帰る時間が
嬉しくもあり
今の外では取り繕う関係が
もどかしくもある
___Wait until next time🌟___











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。