予鈴の音と共に昼休みが始まる
購買はいつも人が混むため
弁当を持ってきている
星川といつも通り
お弁当を食べながら話す
バッグには 昨日作った
クッキー を渡すため持ってきている
こうやって打って会話するのは
普通に 話すより不便だ
普段は 口の動きを見て読み取っているが
人によっては読み取りずらい
特に 学校の先生とか尚更
予鈴がなったのか サラが 私の肩を
軽く叩く
口の動きを見て読み取る
サラの 配慮は助かるし嬉しい
手話で ありがとうと伝えて席に戻る
放課後 。
バックを肩にかけて交番に向かう
そっと 中を覗くと なにやら
警察官さんたちが話し込んでいた
紫のメッシュが入った
随分と チャラそうな人が
私に気づいたのか 目が合った
その輪の中に ローレン さんがいた
ローレン さんが 銀髪の人から離れ
私の元に駆け寄ってくれる
見上げながら スマホを見せて
そう言って バックからクッキーを渡す
すると ローレン さんは顔を輝かせて
それを 受け取る
その文字に 思わず笑みがこぼれる
そして 文字を打って
そして用事も済んだので
交番から離れようとすると
腕を掴まれて止められる
私が返答する前に
ローレン さんはジャケットを着ていた
なにやら 3人の警察官 さんと
話してから 交番を出てくる













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!