第55話

さんじゅうはち
1,006
2025/10/29 13:11 更新


 と、いうか 



 これからどうするのが正解なのであろうか











 いや、とにかく今は狙撃手の所まで

 行くのが最優先だが














 その先を考えたとき、









 私は一体どんな顔をして生きていけばいいのかと、











 

 時折不安になることもある















 まぁでも、とりあえずは

 お兄ちゃんともう一度話し合いをしなくては。







 そうしてから考えよう










 ...ついた、廃ビル




 ここの上から3階目...って、人影だ




 ん、まって、



 姿勢を低くして足を空に出してるけど





 飛び降りるつもり...???




 

 そうこう考えているうちに、


 

 影が段々と地面に近づいて、 




 どさっと音を立てて5点着地。





 いやうまいな5点着地


 自衛官の方ですか?? 





 「 って、髙橋藍...!? 」




 そんでおおきい荷物はまさか、 


 「 なんで、狙撃銃を、... 」





 まさかさっきの発砲音は、





 彼が____、? 




 「 っえ、..、あなた、 」



 「 まさか、同業者、? 」


 「 ....、まぁ、な 」



 苦笑いをしながら彼は答えた



 なんだ、そういうことか 






 私の考えを簡単に読み取ったり、




 変なところで知識を持っていたり






 、やけに鋭かったり 








 同業者だったってわけか 



 「 んで、誰を打ったの 」


 「 いやいや、そんなわけないやろ 

   人打たへんって笑 」


 「 嘘。

   さらに奥にあるビルにいる人を打った 」



 「 なんでわかるん?打ったところ見てへんやろ 」



 「 は、私を舐めるなよ。

   何年この業界いるとおもってんだよ 」



 「 ...、打った。たしかに打った。

   そんで、殺した 」




 ...すごいな日本って




 日本代表が、人殺しか 



 まぁ、私もあんまり人の事は言えないけど



 「 お疲れ様。これなんかの依頼? 」


 「 柳田さんから。ゆーきさんの護衛だよ 」



 「 ふーん...、あとは任せな 」





 そういって彼から銃を奪い、





 すっかり暗くなった道を歩いていく 



 「 なんで、あなたがっ、!! 」


 「 いーの、!

   私はこれで幕を閉じるから!! 」



 幕を閉じる。


 そう、幕を。


 


 あわよくば、人生の幕さえ閉じれれば



 それは都合がいい。





 

 死んでしまえば、

 

 その先のことを考える必要はない

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