ジャラジャラ
カジノで今夜も駆け引きをする。
いわゆる、ギャンブルだ。
客:「お前すげーな!」
客:「ドヤ顔うぜーw」
オーナー:「さとみさん。ちょっとお時間よろしいですか?」
オーナーは俺にカジノを教えてくれた大先輩だ。
オーナー:「実は、さとみさんに依頼したいことがあって、。」
オーナー:「さとみさんはギャンブル好きですよね?」
オーナー:「それなら良かった。きっとあなたならこのスリルも楽しめるでしょう。さとみさんも依頼金もらえるので悪い話ではないですよ。」
オーナー:「家に潜入してお宝を取ってくるギャンブルです。どうですか?スリルがあるでしょ?」
オーナー:「これはさとみさんにしか頼めない依頼なんです_」
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夜。俺は例の家へ向かった。
そこは、大きな豪邸だった。
ガチャ
手入れをしていないのか、庭に生えてる異常な伸び具合の草をかき分けて進む。
ガサッ
草を掻き分けて進んだ先には、月明かりに照らされた綺麗に整備されている小庭にたどり着いた。いい雰囲気漂うガゼボの上には、先ほど出てきた猫がいる。
人の言葉も伝わるわけがない猫に向かって忠告をする。いや、俺もな?慎重に行かなきゃ。
少し先に進むと、家の中のカーテンが風に吹かれ、窓の外に出ていた。
ゆっくりと息を潜めて進む
幸いな事に2階の窓からのハシゴが吊るされていた。
そのハシゴは子供が作ったような不規則に板が並べられているハシゴだった。
行くかと気持ちを落ち着かせる。
一歩ハシゴに載せてみると意外にも安定していた。
少しづつ登っていく。
そして、2階に降りる前に辺りを確認して降りた。
「こんばんは。ドロボーさん。」
そこには1人の少年がいた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。