Latteさんを肩に乗せて、私は会場内を歩き回る。
まわりをきょろきょろと見回している、落ち着きのない男の子を見つけ、Latteさんにもわかるように指差す。
L atteさんが言っていた特徴そのまんまだし、多分あってるとおもうんだけど。
見失わないうちにその男の子に近づいて声をかける。
そう言って私は手のひらにLatteさんをのせて差し出した。
この2人の反応を見る限り、やっぱりLatteさんのご主人というのはこの人で間違いなかったようだ。
私はぺこり、と一礼して、2人に背を向けた。
パーティーは9時ごろまで続くが、私は一足先に戻らせてもらい、就寝する準備をした。
やっぱり、この身体だと体力がそんなにないのか、8時ごろでもかなり眠い。
ドレスを脱いで,髪飾りを取って、結ってもらった髪をほどいてからお風呂に入った。
ネックレスは無くすのが怖いから脱衣所にある鍵付きのタンスにしまって、上がったらすぐにつけた。
それからネグリジュに着替えてぼふんっ、とベットに勢いよくダイブした。
今日はいろんなことがあったなぁ。
誕生日プレゼントってことでなんか凄そうなネックレスもらったり。
パーティーで演説したり。
迷子のサラマンダー届けたり。
…てか、Latteさんのご主人、ウパさんって呼ばれてたけど、雰囲気とか、容姿とかすごいウパさんに似てたよね。
2人が話してる様子もめめ村でのやりとりよりほのぼのしてる感じはあったものの、同じような感じだし。
まさか、そんなことあるわけなきよね。
Latteさんとウパさんもこっちの世界に転生してきてるなんて、そんなことあるわけないよね。
それより。
私は先日、図書室でとある本を見つけた。
タイトルも内容もとにかく気になる内容。
これは絶対に実践してみなければ…!ってやつ。
ああ、楽しみすぎる…!











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!