遥が死んで3ヶ月が経った。
あの後、柚香と琴音は逮捕された。
決して悪いことをしていない訳じゃないが、
あの姿を見ると少し可哀想だなと思うくらいだ。
雄也はあの日から、一向に姿を見せなくなった。
あの日俺は、大切な仲間と、大切な恋人を、無くした。
もう、何も無い。全部全部無くした。
俺は、あの日から、ずっと気がかりがあった。
何故、遥は死ななきゃいけなかったんだ。
俺は何故、あれだけ遥を探していんだ。
俺は遥に何を「求めていたんだ?」
遥は俺に何を伝えたかったんだ?
これだけ考えていても、何も出でこない。
何度も何度も開き直ろうとしたが、
それですら出来なかった。
もう死んでしまった遥を、もう居ない遥を
何度も何度も思い出してしまう。
それはきっと、遥が俺に何かを伝えたくて気づいて欲しいのだろう。そう考えたい。
ある夜、、、
ドンッ!!!
飛び起きる
そこには
あの遥が晴也の横に立っていた。
そこにはもう遥の姿はなかった。
その日から、何度も夜に起きて、遥を見た。
遥はまるで俺に何かを伝えたそうに1言添えて、また消えた。
その言葉を繋げると、、、
そう言っていた。
ある夜、、、
遥はもうあれ以来姿を見せなくなった。
「ありがとう」
俺が、足りなかった物、、、
それは、、、
大切な人を守れる「力」だ。
世の中には、大切な人を守らないと行けなくなる日がいつか必ず来る。
だが、その時に守れないと意味が無い。
だから、皆は、いつでも大切な人を守れるように、毎日の日々を、当たり前に生きているこの日を、必ずや覚えていて欲しい。














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。