いつも通り笑顔で帰ってきてるはずだった
でも寧々ちゃんが渡ろうとした瞬間
車が来て_____。
グシャッ
寧々ちゃんが轢かれた
要するに信号を無視して渡ってきた車が居たのだ
あたしは突然の出来事に呆気を取られてしまった
あたしだけじゃない,司くんも類くんも
ここは人通りが少なかったのか
あまり人に見られてない
私が呆気を取られてる時に司くんが電話をしてくれていた
私が呼びかけても返事がない
そしたら救急車が出てきて寧々ちゃんを病院へ運んでくれた
1人だけなら乗っても良いと言う事で司くんが乗って行った
私達はぬいぐるみさん達の車で病院へ向かっている
類くんが一番寧々ちゃんが轢かれちゃって悲しいと思うのに泣いていない
あたしは類くんはすごいなぁって思ってたら…
さっきまでたくさん泣いていたはずなのにまた涙が出てきた
なんであたしが泣いてんだっ!司くんもっ!類くんもっ!我慢してるのに!
って思っても涙は止まってくれない
これは寧々ちゃんが轢かれて悲しいのか“悔しい”のか分からなかった
類くんも優しい手つきで撫でてくれた
そんな類くんの顔は悲しそうな悔しそうな感じがした
ちょうど落ち着いたら病院に着いた
あたしはすぐシートベルトを取って司くんを,寧々ちゃんを探した
3回治療室室に司くんがいた
類くんからは聞いたことの無い
弱々しい声が聞こえた
まだ治療をしている
もう50分過ぎたが一向に治療が終わらなそうだ
あたしは近くにあった椅子に座った
これで寧々ちゃんが死んじゃったら!?これで寧々ちゃんが余命が着いちゃったら!?
そういう妄想を繰り返してしまう
嫌なのにどんどん…ッ
そして変わらないで窓から覗いている司くん、類くん
そして10分後
治療室の電気が消えた
お医者さんが出てきた瞬間
あたしはすぐさま駆け寄り
あたしは悲しかったがこんな我儘ダメダメ!って思いすぐさま笑顔になれた
今日はどれほど笑顔になれなかったのだろう
寧々ちゃんが大丈夫という言葉で私は安心した
本当に生かしてくれてありがとう
そう神様にお礼を言ったがこのままでは無かった
なんで神様はほんと…
悲しい事するのかな
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。