第7話

くすんだ水色のカタバミは何故宝石になったのですか?
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2026/05/10 12:00 更新
くすんだ水色のカタバミは何故宝石になったのですか?

顔のないあの子がもうこれ以上、嘘をつかないようにするため。
   .
わあ、綺麗なお花!
そのカタバミは、変わった色をしていた。
普通、黄色のはずだった。
けれど、それは青色に近かった。

珍しいものだったので、人々は、
「これは不幸を呼ぶ」
と、博物館に展示した。
   .
…そう
声なんて出るはずもない。
植物のどこに声帯があるんだろう。
   .
このお花、なんてお花なの?
幼女が名前が書いてあるプレートを
探していた。
そこに母親が来て
   .
美術館では静かにしなさい…
   .
はーい
小さくした声で返事をした。
母親は、呆れたようなため息をついた。



……高い音がなった。火災報知器だった。
その子は高い悲鳴を上げた。

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