第6話

組織への入社
25
2023/03/25 14:44
3人はブルガエクの森を後にし組織へ戻った。
一臣
一臣
結果はどうだったのかい?
翔太
翔太
5人とも1発で。
心臓を撃ち抜き、即死です。
一臣
一臣
ほほう。
その現場を2人は見ていたのだね?
零
はい、もちろん。
一臣
一臣
それで、組織にはふさわしいと思ったのかい?
翔太
翔太
それは、いてくれた方がこの組織の為になるはずです。人を殺す能力…これを使わない手はないかと。
零
私も翔太と同じ意見です。今後の組織の目標を考えると…。
一臣
一臣
では、組織入社決定ということで。
おめでとう真昼くん。君は今日から組織の一員だよ。
真昼
真昼
あ、ありがとうございます!
一臣
一臣
翔太くん。零くん。君たちは今日から真昼くんの教育係として、よろしく頼むよ。
翔太
翔太
はい、ボス。
零
了解しました。
一臣
一臣
これからの組織の目的のためにも…。
真昼
真昼
あ、あの…
一臣
一臣
どうしたのかい?
真昼
真昼
その…組織の目的ってなんなんですか?
一臣
一臣
ふふふ。それはね…
一臣
一臣
この世界ともう1つの世界を変えることだよ。
真昼
真昼
もう1つの世界…?
一臣
一臣
もう1つの世界というのはね、「鬼」が住んでいる世界なのだよ。
その世界にも私たちと同じように人間が住んでいる。その世界には異能力者は存在しない。
真昼
真昼
何故いないのですか?
一臣
一臣
契約があるのだよ。1000年ほど前、こちら側の王とあちら側の王、そして鬼が結んだ契約…。それを結び直さなければこの世界は変えられない。
真昼
真昼
王…。
一臣
一臣
そうだ。だから我々はまずこの世界の王を変えるべく、この組織を創ったのだよ。
真昼
真昼
……
一臣
一臣
ここに所属している人達には階級があってね。下級・中級・上級と。その上級に値するのがほぼ異能力者なのだよ。そこにいる翔太くん、零くんは上級であり、そして、この組織の幹部でもある。
一臣
一臣
君はかなり強力の異能力を持っているから、上級として組織で活動することになるだろう。
これからよろしく頼むよ、真昼くん。
真昼
真昼
よろしくお願いします!
その日、真昼は最年少6歳という年齢で組織へ入った。






組織では、敵対組織との戦いのために色々訓練がある。狙撃練習・刃物での戦い方・知識をつけるための学習、体力づくり・…など学ぶことが多い。









そして、10歳になると真昼は最年少で幹部に任命された。翔太・零と共に幹部として組織で活動した。

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