こういう時、なんと言えばいいのか。
思いつかないわけではない。浮かぶ言葉は沢山ある。
でも、その言葉は適切か不適切か?
残念ながらキッドじゃないと分からないから…。
今まで、敵だと思って戦ってきた『好敵手』。
敵でない時は味方…いや、協力者として隣にいた。
だけど、これはあんまりじゃないか。
対等な関係だと思っていたら、こいつの方がよっぽど重いじゃないか。
俺がそのまま声を出せずにいると、キッドは笑った。
こいつはここでも笑えるのか。
俺はこいつに遠慮してる?
悲しい過去を聞いて、哀れんでる?
...多分、違うな。
言いかけた、その時だった。
犬かよ。
ここで問題がひとつ...。
架空の人物には戸籍がない。
あったらこえーよ...。
悪いのは誰だよ...。
キッドは服部に連行された。
俺も、その後に続いた。
約10分後。
そういや服部、和葉ちゃんはどうした?
へいへい。
和葉に電話もろて、探偵事務所から出て2…3時間あとの話や。大阪着いてすぐ、急に銃声が。
流石の俺もびっくりしながら現場に向こうたら、キッドのコスプレイヤーが沢山。
さっきみたいなことっちゅーのは分からんが、もしかしたら2府県以外にもあるかもしらんで。
話を戻すと、そのコスプレイヤーの1人に話聞いたところやと、どうやらその場にいる人はみんな『キッド様愛好家』っちゅーインターネットのグループメンバーらしいねん。
お前らは話をそらすことしか出来ひんのか?!
ったく。そんでもっと話を聞いたら、1週間ほど前に『コスプレ大会をしようや』ってグループリーダーから連絡が来たらしいねん。
せや。そのグループは全国から色んな人が参加しとるらしくてな、全部で5万3千人ちょい入っとるっちゅー情報もある。
そんで銃声の話に戻るんやけど、実は銃を所持しとったのはそのグループリーダーの弟やねん。
その弟は現在逃走中…。
俺が知っとるのはこれくらいやな。
うーん、とみんなで唸る。
確かに、今の服部の話だけでは何が目的かさえ分からない。
数秒後、あっ、と服部が声を上げた。
【大阪で。】
まっことにお待たせ致しました!!
ちょっと現実の方が色々忙しくて…。
あとハイキューにハマっちゃって…。
あと続きが思いつかなくて…。
言い訳しか言ってませんけど、これからも僕を何卒よろしくお願い致します…!

















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。