第2話

イヌココ編
2,224
2021/12/31 15:10
こんにちは、SAKです!
いきなりリクエスト作品です!
今回はイヌココでオメガバースです!
ココ君がヒート状態になってます。
イヌピーとココは番済で一緒に住んでる設定。

*口調、呼称違い注意⚠️
side 乾青宗
十代目 黒龍、定例集会。

今日の集会に、ココは居ない。
乾 青宗
(ココ、大丈夫かな…)
そう思いながら、集会に参加する。
この世の中には、男女という第1性だけでなく、α・β・Ωという第2性が存在する。

αは社会的地位が高く、カリスマ性を持っていることが多い。

βは一番人口が多く、αでもΩでもない者。

Ωは、社会的地位が低い。昔はαの奴隷とされていた時代もあったみたい。

α・β・Ωの比率は1:2:1程度。

Ωには『発情期ヒート』といわれるものがあり、そのせいで社会的地位が低いと言われている。
そんな世界で、俺はα、ココはΩ、そして、俺らは番として生活している。
今日の集会は、ココの発情期の予兆があったから、ココを休ませ、俺だけが来た。
集会が終わり、愛機である Yamaha RZ350ナナハンキラーを走らせ、自宅へと急いだ。
乾 青宗
ただいま
そう言いながら、玄関の扉を開け、中に入って鍵を閉める。
靴を脱いで、そのままココが篭っている部屋まで直行する。
乾 青宗
(フェロモンの香りがすごい…)
部屋に近づくにつれ、だんだんとΩ特有のフェロモンの香りが強くなっていく。

その香りに、何とか理性を保ちながら進み、部屋の中に入る。
乾 青宗
ココ、ただいま
ただいま、とベッド上の山に声をかける。
すると、ゴソゴソと山が動き中からココが顔をだした。
九井 一
んん……いぬぴー?おかえり…
乾 青宗
うん、イヌピーだよ。
服、まだ要る…?
九井 一
ふく……うん、ちょうだい…
いつもとは違う、甘くて舌足らずな声。
ヒート状態だからか、目もトロンとしている。
乾 青宗
ん、ちょっと待ってて
とりあえず、これ渡しとくな
そう言って、ココに着ていた上着を渡す。
そして、自室へと向かった。
自室で自分の服を集め、ココの元へと戻る。
乾 青宗
よいしょ……

ココ、俺の服持ってきたよ
九井 一
んぁ……ありがと…

なぁ…
乾 青宗
ん?どうした?
九井 一
あの、さ……
                  "イヌピーも、来てほしい"
乾 青宗
っ……!
…ふ、いいよ
ココに呼ばれて、俺もベッド上の山の中へ。
今日のココは、いつもとは違う。
甘えたで、俺を求めてくる。

___俺の、俺だけの、最愛のΩ
乾 青宗
……大好きだよ、ココ
九井 一
ん…俺も大好きだよ、イヌピー
                     "ずっと、一緒だから"
皆さん、あけましておめでとうございます!

新年1作品目はイヌココとなりました!
リクエストくださった方、ありがとございます!

次回もリクエスト作品の予定です!

これからも、よろしくお願いします!

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